【意外?!】在住4年目、クラシック音楽の国に住んでみて分かったこと

こんにちは!
オーストリア在住ピアニストのえりょんです😊

クラシック音楽好きにとって
オーストリアはまさに夢の都。

2025年4月
ウィーン・コンツェルトハウス

世界一流の演奏が集まり、
かつてはベートーヴェンやシューベルトが
活躍したウィーン、

モーツァルトやカラヤンの生誕地
ザルツブルク、

ブルックナーが生まれ活躍したリンツ、

オペレッタが生まれ発展した、
温泉街バートイシュルなどの
ザルツカンマーグート地域など、

まだまだありますが、
少し書いただけでもこれだけ出てきます。

街を歩けば歴史と音楽にあふれている

そんなイメージを持って
日本から憧れる方も多いと思います。

とくに旅で観光地中心に訪れる場合は、
その要素を強く感じられるかもしれませんね。
私自身がそうでした。
コンクールやマスタークラスで
一ヶ月滞在した高校時代のヨーロッパ、
働くようになってから訪れた
ウィーン、イタリア、ポーランド…

眩い感激とともに記憶にしっかり刻まれています。

ウィーンのブラームス像

でも、
実際住んでみると
少し違った風景が見えてきます。

オーストリアは確かに
音楽史において特別な場所で
いまもそれは変わりませんが、

現代の街は「クラシック一色」ではありません。

移民がとても多く(自分もね)、
日常で耳に入るのはクラシック音楽よりも
アラブやトルコなどのエスニック音楽だったり。

スーパーではポップスが流れているし、
隣人の部屋から聞こえてくるのは
ロックやヘビメタだったり😊

とくにウィーンは
世界的にも住みやすい都市で、
やっぱり発展した「都会」なので、
雑踏や騒音にも溢れています。

もちろん
コンサートホールや教会に一歩足を踏み入れれば、
世界最高峰の演奏や長い歴史をしっかり感じられます。

街を歩いても気が付けば
「ここにシューベルトが滞在した」とか、
「ここをベートーヴェンが散歩した」とか、
そんな場所にいることだってままあります。

グムンデンのシューベルト居住アパート
この路地に何気なくありました

でもそれが
日常にありふれている
と言ったらどうなのかな…

(それでも日本にいるのに比べたら、機会や濃度は格段に増すでしょうが)

我々はどうしても、
オーストリア、ウィーンと聞くと
音楽の都
クラシック音楽の聖地

こんなイメージを抱きますが、

住んでみたら普通の一面も沢山見えてくる
(そりゃそうでしょと言われればそれまでではありますが😅)

そんなように感じます。

とは言えちょっとした庭園など、やっぱりこんなに美しい…!(どっちやねんだし話も違う)

私はまだまだ4年目なので、
数十年など、もっともっと在住歴の長い
先輩方はどう感じるのでしょうか…

最近私のドイツ語の先生と
こんな会話をしました。
先生はオーストリア人です。

先生「日本の人たちは、オーストリアにどんなイメージや考えを持っているの?私は日本に行ったことがないから知りたいわ!」
私「モーツァルト、ベートーヴェン、クラシック音楽・・・」
先生「(うげ~!と言いたげな苦い表情で)えぇ~、そうなのぉ~?! あぁ、信じられないわ🤣」

オーストリア人がこの反応です。笑
そして私のセリフが
日本を代表したと思うと後から不安…

オーストリアは、

クラシック音楽を求めれば
最高の形で出会える

そんな国✨

まだまだ4年目が始まったばかり。

またこんな風に、
ふと感じたことなど
書いて行ければと思います。

最後までお読みいただき
ありがとうございました💗