理論やテクニックも大事だけど、音楽においてもっとも本質的で大切なある一つのこと

こんにちは☀️
こんばんは🌙
お疲れ様です💨
オーストリア在住ピアニストえりょんです。

今日は日頃のレッスンでよく思うことを
書いてみたいと思います。

楽器の演奏ー音楽において、
忘れてはならない
欠けてはいけない

そんな大事な部分のお話だと思っています。

よくレッスンで
「ここはどう弾いたら良いですか?」
「ここのこの和音の効果は何ですか?」
などと、聞かれる事があります。

質問が少し抽象的なので説明すると、
曲のある部分で音楽的にもしくは
表現力を持って演奏したい場合に、
よくいただくご質問だと私は感じています。

そしてそんな時、例えば私が
「ここをあなたはどう弾きたいと感じる?」
「この和音を弾いてあなたは何を感じる?」
と聞くと、

「・・・」(言葉に詰まる)
とか、
「特に感じない」

といった言葉が返ってくる事があります。

そう、今日はこのお話です。

そして私が

「ナゼそんな質問をしたのかしら?」
と問うと、

「弾き方が分かれば上手に弾けると思うから」
「和音の効果が分かれば表現できると思うから」

といった返答をいただくんですね。

これ、決して間違ってはいないと思います。

わからないからこういった質問になる。
理解できます。

しかし実のところ、
本来は逆であるべきなんです。

逆なのです。逆。(何回言う

と申しつつも、
日ごろ理論や分析多めのレッスンをしている
私のせい?とも思うのですが😅

結論としては、

初めにそこから入るのではなく、
まず音を「感じ」、それを表現するために
テクニックや理論のお勉強(弾き方や効果を学ぶこと)をして欲しいと思うのです。

レッスンで感じるのは、

まず感じることの出来てない方がいて

そういう方は

感じるより先に頭で考えようとしがち

ということ。

もっと本質的にいうと、

音楽をしっかり「感じて」いれば

理論やテクニックは自ずと付いて来る

ものだと、私は考えているんですね。

とはいえ、
それには長い時間をかけて修練し、
培われる経験が必要な場合もあります。

はじめから音楽を感じられる方もいれば、
それが今すぐには難しそうな方がいるのも、
レッスンという現場を通じての正直な肌感。

先生の感性やお話に触れ続けるのも、
大きな道しるべになりますよね。

メロディーの起源は「歌」

歌は心から溢れ出るもの

リズムの起源は「踊り」

踊りは心の躍動

どんな時に歌いますか?

どんな時に踊りますか?

「感じ方」というのは「こうよ」と、
誰もが分かる明確な形で教える事はできません。

それは自分自身から湧き上がるものだから。
教えた通りに「感じる」ことがあるとすれば、
どれほど滑稽でありましょう。

自然にふれ、周りの人々と共に
美しいものを沢山見て、
またそうでないものも知り、
一日一日を一生懸命に生きる

よい音楽のためには
よい人間であること

このような音楽家への格言もあります。

感じる心

音楽に最も大切な部分

感性を養っていただけたらと思います。

一朝一夕には行きませんよね、

すぐに、たやすく身につくものは、
それだけ剥がれ落ちるのも簡単です。

これまでの私の師匠は皆おし並べて、

「よい音楽を沢山聴きなさい」

「沢山の経験をして色んな感情を知りなさい」

と教えを下さいました。

最後に私の大好きな格言を引用して、
今日は終わりたいと思います。

その手に魂が込められなければ、
芸術は生まれないのだ。

理解するための最良の手段は、
自然の無限の作品をたっぷり観賞することだ。

(レオナルド・ダ・ヴィンチ)

今日のお話に直接関わる格言では
ないかもしれませんが、
通じるものは多分にあるのかなと😊

それでは今日もよい音楽を☘️
最後までお読みいただきありがとうございます☺️

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