【ピアノの音のどこを聴くのか】この楽器の最大の魅力は“〇〇”

こんにちは☀️
こんばんは🌛
ピアノの姜 愛玲(かん えりょん)です。

いやぁ〜
今日も心惹かれる見出しを叩き出しちゃいました。
我ながらナイスなタイトル!
私ならもぅ秒でタップして読んでしまいますね。
(ただのピアノオタですスミマセン…

今日のテーマは

ピアノの音のどこを聴くのか

ここに迫りたいと思います。

ピアノの音のどこを聴くのか

皆さん、考えた事がありますでしょうか?

「どこって、そりゃ全部でしょ。」

即答が聞こえて来そうです。
勿論、聴き逃す音があってはならないでしょう。

生徒さんにはレッスンで常日頃、
「自分が出す音をよく聴いて」と申しています。

確かにそうではありますが、

音というものは、それ単体では音楽になりません。
連なり、重なって、経過する時間の中で動いて初めて、音楽として体を成します。

今日はその「音楽」のために、

音のどこを聴くのか

というお話です。

今のくだりで、勘の良い方はもうお気付きになったかもしれませんね。

そう。
音楽は、時間と空間をもって現されるもの。

時間

と、

空間。

時間

と、

空間。

(しつこい…イエイエ大事な事なので二度言わせてくださいマセ。

そうです。
ここが肝です。

打鍵をして、立ち上がった音の「あと」「その先」を聴くのです。
ハンマーが弦を打ち、弦から空気へと伝わる振動が作る 音の「波」を聴くのです。

この連続が「音楽」です。

「音」と「音」の間を制するのです。

ピアノの音は、
一度立ち上がったらその後は減衰していく一方で、
最初の打鍵以降、その音を物理的に変化させる事は出来ません。

打鍵の瞬間に全てを込め、
出た音の後を聴いて次に繋げる。

ピアノ演奏はこの連続です。

ピアノ音楽の最大の魅力は“減衰する音”にある

ピアノのこの特質を説明するために
よく、
歌はいいよね
弦楽器はいいよね
出し始めた音を自由自在に変化させられると、
そんな例えや声を耳にします。

これについては私も事実そう思いますし、異論はありません。

歌の前で、楽器はどれだけ間接的でしょう。

それでも弦楽器や管楽器は、歌に近く奏でる事ができます。

ただ、私はその歌や弦楽器たちを、とくべつ羨ましいとは思わないのです。

どっちが良いとか悪いとか、決してそういう話では在りませんからね。念のため😉

ピアノの音の減衰、あまりにも美しいではありませんか

減衰が感覚に訴えかけてくる
儚さや奥ゆかしさ

ときに何かを内に秘めたような
または間接的な
そんなニュアンス

浪漫を感じませんか?

とは言い過ぎましたでしょうか。

この楽器の音色に魅せられて
どうしようもなく惹かれて
性懲りもなく
今日もピアノを弾くアラフォー女、ここに在り。😑

と、この辺で締めさせていただきたいと思います。(唐突

今日も良い音楽を。
いつもお読みいただきありがとうございます🙇‍♀️

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