【点数公開】必勝対策!ドイツ語ゲーテ検定A1に50日で合格した私の試験勉強法・参考書紹介

こんにちは☀️
こんばんは🌙
お疲れ様です✨

オーストリア在住ピアニストえりょんです。

今日の記事は ドイツ語 の資格試験がテーマ。

2022年2月に受けたドイツ語検定

ゲーテ・インスティテュート 東京

に、勉強開始から50日で合格 した時の
試験勉強法と 使用参考書を
まとめました。

この記事を読むと得られる内容は以下。
↓ ↓ ↓

  • ゲーテ・インスティテュートとは?
  • A1に短期間で確実に合格するための方法

私自身の経験ありのままをお話いたします。

これからドイツ語を学ばれる方のご参考に、
少しでもなれば幸いです。

それではどうぞご覧ください。

【必勝✨ドイツ語ゲーテインスティテュート検定 A1に50日で合格した私の試験対策】

【ゲーテ・インスティテュートについて】

ゲーテ・インスティテュートってどんな試験?

ゲーテ・インスティテュートとは
どのような試験なのでしょう。

簡潔に説明すると、

  • ドイツ語をドイツ語圏で
    実際に使う事を想定して、
    聞く・読む・書く・話す の
    4つのカテゴリーに分けて行われるテストで、
  • これに合格すると、
    世界中で使える公的な語学能力証明
    得ることができます。
ゲーテインスティテュートWebサイトより

試験は東京と大阪で行われていて、
レベルはヨーロッパ言語共通参照枠(GER)に基づき 6段階あります。

私は6段階中、
最初の段階にあたるA1を受験しました。

ゲーテのHPはこちら。
東京・大阪どちらの情報もご覧いただけます。

(京都で試験は行われません)
https://www.goethe.de/ins/jp/ja/index.html

私がゲーテを受けた目的

ゲーテ・インスティテュートを受験する目的は
様々あると思いますが、

私は、ヨーロッパのオーストリア🇦🇹で
滞在許可(ビザ)を得る際に必要な資格
ということで、受験いたしました。

ゲーテ・インスティテュートをおすすめする理由

“ドイツ語の資格“ と言いますと、
ゲーテの他にも沢山ありますよね。

ÖSD、独検、Test DaF ・・・

この辺りが、
日本で受けられる主なドイツ語資格でしょうか。

その中から、
私がゲーテ・インスティテュートをお薦めするのは、

  • 国際的に一番有名な資格であること
  • 初級〜上級まで幅広いレベル設定
  • ドイツ語能力が国際的に証明される資格になる
  • 留学・海外移住・学習の成果…証明は幅広く利用可能

と、諸々を総合的に最も広くカバーしている

というのが最大の理由です。

ゲーテの資格、持っておいて損はありませんよね😉

数あるドイツ語の資格試験について
分かりやすくまとめられた記事を見つけましたので、
ご興味のある方はこちらもご覧ください。
↓ ↓ ↓

【勉強開始〜50日で合格するために私がやった事】

まずは、
試験前の私のドイツ語スキルについてお話しましょう。

ハイ、完全初心者でした。

「いやいや、音大出たなら少しは話せるでしょ?」
と、質問が飛んで来るかもしれません。

ご存じの方も多いと思いますが、
言語って、使わないと

全て(本当に全て)忘れます。

日本語ほどではないと言われますが、
ドイツ語は習得するのが難しい言語の
一つでもあります。

ましてや大学のいわゆる「座学」で、
週にたったの1〜2時間学んだだけ。

※必須語学のドイツ語は2年間です

その後20年間は…ほぼ使う事ナシ!(哀)
これでは残念ですが全くと言って良いほど
覚えてないんですよね…

こう言う私だって、勉強開始前はそれでも
「ちょっとぐらい覚えているから大丈夫っしょ😏」
と、少しばかりタカを括っておりましたよ。

勉強開始と共に全て散り消えましたが。(笑)

ここから先、
実際に私がやった勉強内容の全てをお話いたします。

3つの基本

①ゲーテA1の単語集

まずは何と言っても 単語 です。

文法をどれほど理解しても
単語を知らずして文章は作れないので、

私は真っ先に単語を覚えることから始めました。

どの単語を覚えたらよいかは、
先ほどのゲーテのHPに
レベルA1の単語リストが公開 されています。

それぞれの単語を用いた例文も付いています。
私はその例文を含め、学ぶようにしました。
文章(シチュエーション)で覚えることで、
私は頭の中にイメージまで含めた定着が
されやすかったです。

単語に使った教材は何と、これだけ です。

②文法テキスト

当初、
「単語さえ覚えておけば、
 それを繋ぎ合わせて身振り手振りで
 なんとかコミニュケーション取れるでしょ」
と考えていたのは、何を隠そうこの私本人。

それで通るほど 甘くない のがドイツ語ですよね。

実際オーストリアに住んでみて
身をもって痛感している部分でもあります。

単語覚えただけじゃ、

全く文章にならない(出来ない)し、

何より全然通じない!!!😭

という事で、残念ながら(?)

文法は必須です。

私は単語の暗記と並行で行いました。

A1で出題される文法の範囲ですが、
これも単語と同じく決まっています。

私は A1専用の教材 で勉強しました。
便利なテキストが沢山ありますが、
今日はその中から2冊、ご紹介いたします。

スタート!ドイツ語A1《CD付》
(ソフトカバー単行本)
https://amzn.to/48YmVm8

こちらは私が使用した教材です。
A1の出題範囲をしっかり網羅しています。

A1の文法は、この本だけでOKでした。

例文、説明、どれも分かりやすい言葉で
簡潔に説明されています。
購入前に試し読みが出来るので、
少し覗いてみると良いかもしれません。

付属のCDは
QRコードでMP3としてダウンロードも可。
私はスマホにダウンロードし、通勤中聴きました。

最近、単行本に加えてKindle版が出たようです。
お好みで紙・電子と使い分けられるのは有難いですね。

CD BOOK しっかり身につく
ドイツ語トレーニングブック
https://amzn.to/3U6cWXM

こちらは、夫・音楽関係の友人など、
私の周りの人たちが使っていました。

我が家にもあり、説明が分かりやすいので、
私自身 今でも復習にかなりの頻度で使用します。
お陰でご覧の通りボロボロ(笑)

ドイツ語を完全に一から学ぶ方にとって
非常に有益な参考書 だと思います。

理解力のある方なら、
これで独学も十分可能に思います。

文字や発音、格や人称変化など、
ドイツ語を学ぶ際に必要となる事前知識に始まり、
文法の一つ一つに至っても一から丁寧に、
分かりやすく説明がなされています。

あと、これは個人的に救われた&
モチベ維持になった点を以下に😊

本の半分のちょい手前にかかる部分、
言うと「まだ先は長いな〜」と感じる部分で
個人的にとても面倒くさい(!)と感じる
“形容詞の格変化”の課に入ります。

これまでも難しいと感じながらやってきた文法、
ここに来てさらに難しいというか
細かくて面倒くさい(と感じる)文法に出くわす訳です。

そんな、ちょっと心折れそう?!な
シチュエーションで、この本は
「ここを過ぎれば、かなり楽になるはずです。
 がんばりましょう。」と激励してくれるのです!😆

他にも随所に挟まれている補足文が、
実際に先生がいるかのような
本文とは違うやさしく噛み砕いた言葉。
ただ参考書を読んでいるだけではない
実際に授業を受けているかのような
感覚で勉強することが出来ました。

ただでさえ終わりの見えにくい語学の勉強。
先生のように学習の見通しを示してくれる点は
個人的にとても励みになりました。

ベストセラーというのにも、なるほど頷けます。

お時間に余裕のある方には、
こちらのテキストをお薦めします。

レベルA1は当然のこと、
A2までカバーしてくれます。

と申しますのも、
実はA1とA2、
学習範囲にあまり大きな違いがありません。
A1に少し毛の生えたのがA2
みたいなイメージですので、
折角お勉強するなら
いっぺんにやる方が効率的だと、
A2まで勉強を終えた今では思うのです。

※ご参考までに
 オーストリア移住のために私が取得したビザは、
 取得後2年以内にA2のレベル証明が必須条件

どちらの参考書をお選びいただいても、
A1の受験には十分な内容となっています。

③週3日のマンツーマンレッスン

受験までお時間のある方は、
ここは必ずしも必要ないと思います。
と受験を終えてみての実感。

試験の準備期間中、私は

・生徒さんたちの発表会🎹
・退職に関わる引継ぎ🗒
・2件の引越し📦(①→実家、②→オーストリア)

に追われ、これと並行で勉強をしました。

またA1は、
私のビザ取得のために 必須の資格 という事で、
今回1回で 何がなんでも合格したい
という気持ちがありました。

そんな訳で、試験の1ヶ月ほど前から
ドイツ語の個人レッスンを
オンラインで受ける事にしました。

レッスンはおよそ週に2〜3回。
1レッスン45分で組んでいただきました。

5つの試験対策

これまでお話した 3つの[基本]に加えて、
試験そのものの対策. を行いました。

試験問題の形式や
出題の傾向

これをおさえて初めて、
基本の勉強の成果が 存分に発揮 されますよね。

①Hören (聞く)

“聞く“のテストは、3つのパートがあります。
全パート、回答用紙にチェックを入れる形式です。

パート1 (Teil 1)は、
問題を2回聞いて、
答えをイラスト付きの3つから選びます。

ゲーテHPより一部引用

パート2(Teil 2)は、
問題を1回だけ聞いて、
質問文が正しいか誤りかを選択します。

ゲーテHPより一部引用

パート3(Teil 3)は、
問題を2回聞いて、答えを3つの中から選びます。

ゲーテHPより一部引用

問題のシチュエーションは

・電車やバスのアナウンス
・駅や空港でのアナウンス
・観光客へのツーリストアナウンス
・電話(待ち合わせや予定の相談)
・スーパーマーケット等お店のアナウンス、会話
・時間、値段、部屋番号や電話番号など数字

この辺が頻出します。

とにかくドイツ語に触れて、
発音・イントネーションに
耳を慣れさせるのみですが、
私はゲーテWebサイトの練習問題に加えて
YouTube に随分とお世話になりました。
3つだけご紹介させてください。
↓ ↓ ↓

こんな感じで、シチュエーションによって
アナウンスをアップしているチャンネルがあります。

私はこれらをひたすら聴いて合格しました。
これ以外にも、探すと沢山出てきます。

②Lesen (読む)

“読む“ に関しては、
当記事終盤で公開している点数のとおり。

4カテゴリー中、
私はほとんど準備をしませんでした。
時間がなさすぎて、
「出来なかった」と言った方が正しいかも。
正直 “捨てた“ と言っても過言ではありません。

でも、心配いりません。
そんな私でも合格できたのです。

何をやったかと申しますと、

ゲーテの問題形式に合わせて作られた
こちらの問題集

↓ ↓ ↓
Fit furs Goethe-Zertifikat: A1 Book & CD
https://amzn.to/3O5Pl5D

商品レビューを見ると、
これだけやって合格した人が多いですね。
4週間や、1ヶ月で合格した!というレビューも。
分かる気がします。
私も、試験対策としては
これだけで十分 だと思います。

問題形式については3つのパートがあり、
回答用紙にマークする形式です。

どのパートも問題文章を読んで、
「正しい」か「誤り」または
「a」か「b」の2択で答えるだけです。

全パートの例は以下。
ゲーテHPより一部引用させていただきます。

③Schreiben (書く)

この “書く“ のカテゴリー、
私は他のカテゴリーよりしっかり時間を使いました。

試験は2つのパート(Teil)からなり、
パート1は問題文を読んで空欄を 文字で埋める 形式、
パート2は手紙(またはE-メール)の 文章を書く 形式です。

ゲーテHPより一部引用

このように、
これまでの様にチェックをするマーク式ではなく、
回答用紙に自筆で 書く ことが求められます。

パート2(Teil 2)の方は練習が必要です。

でも大丈夫。

さきほどの、
②“読む“でご紹介したこちらの問題集で、
みっちり 書く 練習ができます。
問題がたくさんありますので、
全問終える頃には書き方にすっかり慣れます。

勿論、問題形式に合わせて作られていますので
心配ございません。

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当日慌てないためにも、
書く ことに慣れておくのは大変重要だと思います。

④Sprechen (話す)

さいごは “話す“ スピーキング です。

このカテゴリーの準備は、
自分自身意外でしたが
慣れてしまえばとても楽 でした。

これも問題はやはり3パート(Teil)です。
試験は少人数のグループ形式で行われます。

パート1は 自己紹介
この紙を渡されるので、
質問に沿って自己紹介をするだけです。

ゲーテHPより引用

事前に暗記した文を言えばよいだけなので楽勝です。

パート2は、
試験管の前でカードを1枚引き、
そのカードに書かれている単語を使い、
試験管の定めたテーマに沿って
隣の受験者に 質問 をする。というものです。
カードの例(ゲーテHPより一部引用)はこんな感じ。
↓ ↓ ↓

自分でテーマを想定して質問文を考えて喋る
という練習をしました。
(試験の1ヶ月前は全く文章が出て来ず、
単語と文法を一通り消化した試験2週間前辺りから
本格的に練習をしました。)

そして当日。
私は “Pause“(休憩)と言う単語を引き、
テーマは“Schule“(学校)でしたので、
「Wenn haben Sie Pause?」
(いつ休憩しますか?)
と隣の受験者さんに質問。

今考えると、テーマについての文言がなく、
冠詞もなく、よい文章ではありません。

ですが、これでも相手に通じて返事を貰えて、
会話が成立すればOKなのです。
隣の受験者さんは一瞬、?となりながらも、
何とか答えてくださいました。ホッ

パート3は、
同じくカードを1枚引き、
そのカードに描かれたイラストを
言葉にして文章内に組み込み、
隣の受験者さんに 何かお願いをする というものです。
カードの例(ゲーテHPより一部引用)はこんな感じ。
↓ ↓ ↓

パート2のようにテーマはありません。
お願いを言えれば何でもOKです。

パート3もパート2に同じく、試験2週間前あたりから
自分で色々な単語を入れたお願い文を考え、喋る
という練習をしました。

当日私はカメラのイラストを引き、
「Können Sie mir bitte ein Foto machen?」
(写真を一枚撮っていただけますか?)とお願い。
これは上手くいきました。
隣の受験者さんにも、快くOKのお返事をいただきました。

⑤模擬試験

カテゴリー4つそれぞれに一通りの準備をしたら、
仕上げは模擬試験です。

ゲーテのHPから練習問題が3つ出ており、
私は3つ全てやりました。
↓ ↓ ↓
https://www.goethe.de/ins/jp/ja/sta/tok/prf/gzsd1/ueb.html

これで試験対策はバッチリです。

【採点表公開!出題範囲は毎回同じ。やるべき事をやれば必ず合格できます】

ゲーテA1の出題範囲は毎回同じです。

やるべき事ははっきり決まっていて、
それをやれば必ず合格できる資格です😉

ゲーテのWebサイトには、
A1レベルに到達するために必要な勉強時間を
80~200時間 と定めています。

私自身、概算で150時間といったところでしたでしょうか。

そんな約150時間かけて挑んだ
試験の結果(採点表)がこちら。(笑)

私は性格的に大変慎重派で、
採点基準ギリギリは避けたかったので
まずまずの結果だったかと思っています。

先述のとおり、ほぼ捨てた
Lesenの点数が他と比較して低いですね(笑)

A1の合格基準は
4つのカテゴリー全ての合計で60点以上
カテゴリー毎に採点基準はありません。

例えば、もしSprechenの点が低すぎても、
他で高得点を取って
合計60点以上であれば合格できるという事。

以上、私の試験対策と勉強法でした。
どれか一つでも、
どなたかのご参考になりましたら幸いです。

【50日で合格してみて感じた事】

ゲーテA1は独学でも十分合格できる!

ここから先は、独学で受験を目指す方のために。

私はフルタイムの仕事・退職準備・転居の中
試験に確実に合格する必要があり、
そこに自身の超絶慎重な性格も相まって
切羽詰まった挙句(笑)、
個人レッスン受講の選択をしましたが、

受験を終えてみて、自身の所感として
ゲーテA1は決して難しい試験ではなく、
独学でも十分合格できるものだと思いました。

50日の勉強→受験→合格を経て、
独学で受験するなら私はこう勉強します
という記事を、只今作成しております。

試しに受けてみたい方
お時間に余裕のある方

は、お力試しに
チャレンジされてみては如何でしょうか。

A1は試験官が皆さん優しい

試験当日は私も緊張しながら会場に行きました。
ですが受付の方も、案内係の方も、
会場の試験官の先生方も、
皆さん笑顔でお優しく、ときに冗談も交えて、
雰囲気は終始温かいものでした。

Sprechen(話す)の試験官に至っては、
私のグループでほとんど話せず困っていた受験生に、
笑顔で回答文を囁きうながしてらっしゃいました(笑)

※この試験官のお優しさは、
 B1ぐらいからパタっとなくなるらしいです
😨

受験に多少不安のある方でも、
安心してチャレンジ出来ますよね。

おわりに

最後にひとつだけ。

当たり前ですが、
試験前、お手洗には必ず行っておきましょう。

私は普段決してトイレが近い方ではないのですが、
当日の試験会場がとても寒く、
コロナ対策で換気もしっかりなされていました😅

ここに緊張も加わり、
筆記試験時間を半分過ぎた辺りから尿意が…
後半は集中力をだいぶ削がれてしまいました。

と、想定外もあるということを添えまして。

本日は以上です。

長文最後までお読みいただきありがとうございました。