【ピアノ上達のコツ】ピアノを弾く時の運指(指づかい・指運び)について、私の3つの考え方をお話いたします😉
こんにちは☀
こんばんは☽
そしてお疲れ様です💨
ピアニストの姜 愛玲(かん えりょん)です。
今日はピアノを弾くときの指使いについて
お話したいと思います。
皆さんは指使いについて
お悩みのこと、ありますか?
「楽譜に書いてある通りに弾いても
なんだかしっくり来ない」
「そもそも指番号の記載がなくて
どう弾いたらよいかわからない」
「書いてある指で練習しても
ミスタッチしてしまう」
「別の出版社の楽譜と見比べたり、
試しても上手く行かない」
「どれを採用したらよいかわからない」
などなど…
ピアノ演奏と指づかい
もしかしたら
永遠のテーマかもしれません…
ピアノを弾く時の運指(指づかい・指運び)について
私の考えを、
今日も結論から
述べて行きたいと思います。
【3つの結論】
①指使いは個人的要素がとても大きい
②自分に合った指使いを無駄なく最速で探す事が大切
③探す際には目的を忘れないこと
です^^
では早速、細かくお話して参りましょう。
①指使いは個人的要素がとても大きい
皆さんそれぞれ、
体格や体形、
手の大きさや指の長さ、
更にはその手の肉付きや爪の付き方など、
上げたらキリがない程、体の特徴って異なりますよね。
そこに指の強度やテクニックの付き具合、
どの指が強くてどの指が弱いのか、
更には演奏時の体の可動域だって異なります。
もう人それぞれ違うトコロだらけという事ですよね。
ですので、
同じ指づかいで弾いても
それがしっくり来る方と来ない方がいて、
当然
ということなのです。
~例えば~ (3つの例)
●黒鍵→白鍵(♭A→G→♭A→G…等)の
トリルを弾くのに、
比較的推奨されやすい31213121…
がすんなりハマる人がいれば、
13131313…や、もっと言ったら
23232323…の方が弾きやすい(!)
なんて方もいらっしゃいます。
(主に筋肉と関節の問題)
●長いスケールで4→1を多用しながら
弾く方が良しとされる場合でも、
やっぱり時折3→1を入れつつ
基本に則って弾いた方が滑らかになる
という人がいたり。
(関節や可動域…身体の使い方の問題)
●手が大きい人は広い音程の和音の端を
4でおさえて次のために5を取っておける部分を、
手が小さい人はそれが出来ず
5を連続して使わざるをえなかったり。
(手の大きさや指の長さ等の問題)
といった感じです。
②自分に合った指使いを無駄なく最速で探す事が大切
①を踏まえて、
無駄なく最速で
指使いを決めて行くことが大切です。
何故なら
指使いの決定の早さは、
そのまま曲の仕上がりに直結する
からです。
書いてある指番号を無視して
無意識にいつも違う指で弾いていたり、
決定に長いこと迷っていたりすると、
その間脳にクリーンな情報が行かず、
記憶の定着もなされません。
下手すると、
本番で暗譜が飛んだりする
原因にもなってしまいます。
指使いの決定は、早いに越したことはない訳です。
③探す際には目的を忘れないこと
それから、今の指使いに
「何か違う」
と感じたとして、検討をする際に
どうか忘れないでいただきたいのが、
指づかいの目的は、
その部分に音楽的に
求められていることを
実現するところにあり、
それはいつでも
よい音、ひいては
よい音楽の為にある。
ということです。
今自分が検討している部分の指使いに
音楽的に求められていることは何なのか
この思考が不可欠となります。
指使いもある意味では
演奏テクニックの一種
テクニックは
テクニックの為に在るべからず
音楽のためにあるべきだということ
どうかお忘れなく。
♪
いつもブログを書きながら思うこと。
ここから先の具体的な部分というのは
どうしても個人的な問題であり、
皆様にこうして読んでいただく場で
一概に説明するってやっぱりなかなか難しいなと。
十人十色という言葉がありますが、
ピアノ演奏の場合
百人百色と言っても過言ではないと思います。
個人レッスンでは
一人一人の状態を実際に拝見しながら、
ケースバイケースで
ピンポイントのアドバイスを
させていただいております。
それでは今日もよい音楽を♪
最後までお読みいただきありがとうございました。
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