【ピアノ上達のコツ】音について~音色とは?音色の正体のお話[物理編]

こんにちは☀
こんばんは☽
ピアノ弾きの姜 愛玲(かん えりょん)です。

バレンタインデーはもう先週のお話ですが、
実は私のバレンタインデー、コレ無しには終われません^^

今年も来ました~✌
“ノイちゃん”の手作りチョコ♡
かれこれピアノをお教えしてもう14年になる生徒さんのお友達
“ノイちゃん”が毎年作ってくださるチョコレート。
毎回こだわりの材料をベルギーから取り寄せて作ってくださいます。
余裕で販売出来るレベルの美味しさ😋
今年も本当に有難うございます。
“ノイちゃん”さん♡(お会いしたことはない)

毎度チョコを“頂いた”ハナシばかりで、
誰かに差し上げたハナシは無いのかと突っ込みが入りそうですが、
そこはノーコメントで(^_-)と、誰~にも聞かれてないのに
ここに敢えて意味深感を醸したいと思います。

さて。

今日は“音”についてのお話
第二弾といたしまして、

音について~“音色”とは?音色の正体のお話

をして行きたいと思います。

当ブログでは過去に
「音について~ピアノで美しい音・いい音を出すには[心構え編]」
というタイトルで記事を書いております。
よろしければ先ずそちらを御覧いただき、
それからこの記事を読んでいただけると
よろしいのではないかと思います。

では早速本題です。

「美しい音」とか
「音色がきれい」とか
言うけれど、

結局

音色って

何?

って感じですよね?

その正体をズバリ、
今日は探って行きたいと思います。

【結論】
「音色」とは、“倍音” と “打鍵音” である

基本的に(本当に基本的に)私はこう考えます。

探って行きたいとか申しつつも、
いきなり結論で失礼しました。
結局いつもの通りになりました(笑)

では具体的に。

先ずは“倍音”について。

“倍音”(ばいおん)とは

“倍音”って、言葉では知っていても
具体的に何を指すのか、少し難しいと思われる方もいらっしゃいますよね?
そういう私がかつてそうでした。(;^_^A

“オーバートーン”とか
“ハーモニックサウンド”とか
言われたりもしますが、

楽音の音高とされる周波数に対し、2以上の整数倍の周波数を持つ音の成分

※Wikipediaより

これを倍音と言います。

ハイ?

となった方、いらっしゃいますよね??
(いや、自分がかつてそうでした…)

コレ、簡単に説明すると、

ピアノで鳴らしたある1つの音の、2倍の周波数を持つ音

という事になります。

じゃあ2倍の周波数の音ってどの音?

と言うと、

【例】
ピアノの鍵盤で、
真ん中の「ド」から2オクターヴ低い「ド」
(ヘ音記号の下第二線上の音)を弾いたとき、
とても弱くだけど聴こえて来る
・それより1オクターヴ上の「ド」、
・中央の「ド」、
・中央「ド」より1オクターヴ高い「ド」、
・更にもう1オクターヴ高い「ド」

これらの音です。
現在のピアノの調律法(平均律)上、倍音として聴こえるのはこの4つです。

パチパチパチ~👐
カンタンですね♪

念のためもっと解りやすく^^
↓↓↓

学生時代の教科書(実はもう見たくない?!💦)
いわゆる “芸大和声本” から引っ張り出して来ました。
何故か蛍光イエローのド派手な表紙に、厚み3センチはある重たい本です…
再び開く事になるとは…
それはさておき。

基音1を鳴らしたあとに聴こえてくる
2,4,8,16と数字のふってある音が倍音です。

※出典:「総合和声」実技・分析・原理(音楽之友社)

譜面を見れば一目瞭然ですね^^

では次。
“打鍵音”について。

“打鍵音”(だけんおん)とは

これは何も難しくありません。
単純に、鍵盤を押す時に発生する音のことです。

①打鍵の時に指(または爪)が鍵盤に触れる音
②鍵盤を底まで押した時のコツンという音

これらのことです。

①は割と聴き取りやすいかも。
雑音として認識されやすいですね。

②はこれが多いと「硬い音」、
少ない程「柔らかい音」…
などのように例えられますでしょうか。

以上です。

倍音と打鍵音のコントロール

音色の正体、
大まかにはこの2つと言えるかなと、思います。

無論この限りではありませんが。

と言うのも、
たまにこのブログでもお話しますが、
○○とは●●。
のような易しい答えがあればそれはとても有益でしょう。
また人間というものは(いや私は?!)どうしてもそれを求めがちです。

ですが音楽は繊細で複雑なもの。
というよりそもそも芸術ですので、
○○は?と問うて
●●である。
と安直にお答えできる部分が
果たしてどれだけあるか…
(勿論問いにもよるところですが)
と思うのであります。

音色の美しいピアニストは
倍音のコントールが非常に上手だと思います。

音を響かせる空間が大きなパレットで、
そこに音の色を自在に混ぜて自分の「音色」をつくる

敬愛するピアニストさんたちの演奏、
私にはどれもそんな風に聴こえます。

そして究極のことを言ってしまえば
音楽が素晴らしければ多少の打鍵音(①)なんてものは
耳に入って来ないかな?とも^^

今日お話しました「音色」についても、
是非音楽の本質とともに、追及していただければと思います。

そして今回これを書きながら私、
改めて思いました。

やっぱりピアノの音色が一番好き😊

今日もよい音楽を♪
いつもお読みいただきありがとうございます_(._.)_

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