【ピアノ演奏動画】メンデルスゾーン無言歌集Op.67より4「紡ぎ歌」解説&楽譜もご紹介します😉
こんにちは☀️
こんばんは🌙
そしてお疲れ様です💨
ピアニストの姜 愛玲(かん えりょん)です。
たまには演奏動画でも上げたいと思います。
先日仕事でヴァイオリンの録画会に
二日間、ピアノ伴奏で立ち会いました。
全ての収録後、20分程お時間を頂いたので、
せっかくなのでと、一曲弾かせて貰いました。
【演奏動画】メンデルスゾーン 無言歌集 Op.67-4「紡ぎ歌」
全ての収録を終え疲れ切っての収録(笑)、
また当初私のソロを撮る予定は無かったこと、
(お話いただき急遽、準備しました)
また髪はツンツルテン(?)、
衣装も完全に伴奏者の裏方仕様ではありますが😅
よろしければお聴きいただけますと幸いです。
【解説】メンデルスゾーンの“無言歌集”と「紡ぎ歌」について
少しだけ、楽曲の解説をいたしましょう。
今日の演奏動画「紡ぎ歌」は、
メンデルスゾーンの無言歌という
ピアノ独奏のための作品集の中の一曲です。
メンデルスゾーンの「無言歌集」
ドイツ語の原題では、
“Lieder ohne Worte”(言葉のない歌)
とされます。
素敵なネーミングですね。
作品19、作品30、作品38、作品53、
作品62、作品67、作品85、作品102と
全8巻あり、
それぞれ6曲ずつ「無言歌」を収めています。
この曲集の考案者は、
メンデルスゾーンのお姉さん
ファニー・メンデルスゾーンとされています。
ドイツ・ロマン派音楽のピアノ小品の中でも、
最もよく知られた傑作のひとつ。
メンデルスゾーンらしさ溢れる美しい曲想は
発表当初から多くの人に愛され、
後には多くの作曲家がこの分野で名作を書きます。
この「紡ぎ歌」という表題は
楽譜冒頭の発想標語からついた題名 で、
メンデルスゾーン自ら付けた表題ではありません。
こちらが楽譜冒頭の指示。
最上部( )の部分をご覧ください。
Spinnerlied genannt.
ドイツ語で「紡ぎ歌のように」
とあります。
メンデルスゾーンの楽曲というと
音が沢〜山並んでいて、
常に指を忙しなく動かし続ける…
とにかくずっと忙しい💦
そんな曲がとても多いのですが、
この曲も勿論、例外ではありません。
曲の始まりから終わりまで、
無窮動な音の連なり。
その中で自然に呼吸をしながらも
玉がコロコロ転がるように
曲の可愛らしさ・チャーミングさが出るように
こんなところを大切に仕上げました。
本当に可愛らしくて大好きな曲です💕
“無言歌集” 弾いてみたくなった方はこちら♪
今日ご紹介した動画の「紡ぎ歌」は
速度記号Prestoと非常に速い曲ですが、
メンデルスゾーンの無言歌集には
ゆったりと弾きやすい曲も沢山あります。
もし弾いてみたいなと思った方はこちら。
何と言ってもリーズナブルな全音版↓
丁寧な解説付きの音楽之友社版↓
可能な限り忠実に作曲家の意図を再現。
信頼のヘンレ社原典版↓
さいごに私が使っている春秋社版の楽譜を。
子供の頃から使っています☺️↓
楽しいピアノライフをお送りください💕
それでは本日もよい音楽を。
いつもご覧いただきありがとうございます☺️
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