【ピアノ本番で速くなる人必見】大丈夫!本番は速くなって当然。いつも通り弾くためのたった1つの対策コッソリ伝授します😉
こんにちは☀️
オーストリア在住ピアニストのかん えりょんです。
今日はピアノの本番で起こる事の多い
とある現象…
演奏が速くなる 🎹💨
これについてお話したいと思います。
この記事に来てくださった方はおそらく
舞台で演奏する時、
いつも以上に速く弾いてしまう
速く弾きたい訳でもないのに
意図せずそうなってしまう
こんなお悩みをお持ちではないでしょうか。
普段と全く異なるシチュエーション
もうただでさえ緊張してしまう
本番の舞台上。
ここで自分の意思に反して、
演奏のコントロールが出来ないというのは
非常に心苦しいものです。
でも、もう大丈夫。
この記事に来てくださったからには😉✨
これを読み終える頃には
対策をしっかり身につけていただける事、
筆者が保証いたします😉
それでは早速 参りましょう。
ピアノの本番で速くなる人へ
![](https://akpianoforte.com/wp-content/uploads/2021/02/blur-g27c0f68a3_640.jpg)
まずは本番で演奏が速くなってしまう方へ。
いわゆる「ハシる」という現象。
上がってハシっちゃったよ〜
本番かなり走ってたよね〜
なんて、音楽業界ではよく使われます。
俗によくハシる人を
走り屋🏃♂️💨
なんて呼んだりもします。
(イヤダ、呼ばれたくない…笑)
でもこれって、
どうして起こるのだと思いますか?
本番の緊張状態を考えると、
何となく、想像のつく方も多いと思います。
本番は速くなって当然のシチュエーション
![](https://akpianoforte.com/wp-content/uploads/2021/02/fast-g7dd2917f4_640.jpg)
本番で緊張状態にある人の
心と体には、
普段と比べて大きな変化が表れています。
本番前の心と体に起こる変化
これをお知りになりたい方は、
是非こちらの記事をお読みいただければと思います。
↓ ↓ ↓
今日のお話に戻りましょう。
本番でなぜ速くなるのか?
それは、
体に起こるある変化が原因と言われています。
本番前には、
身体的な反応として
心拍数が高まり
呼吸が変化する
こんなことが起こります。
そう。
この 心拍数と呼吸の変化 が、
演奏の「ハシリ」を呼び起こしているのです。
本番前の緊張状態では、
体は臨戦状態となり、
戦いのための準備をします。
身体中に血を巡らせて
俊敏に動くことが出来るよう備えます。
これが心拍数の変化ですね。
浅く回数の多い呼吸を頻繁に行う事で、
巡らせている血に酸素を送り込もうとします。
これが呼吸の変化です。
この2つの体の変化によって、
演奏に影響が出てしまう事があるのです。
本番で緊張をしない人は
滅多にいないと思いますので、
本番で演奏が速くなってしまう
これは言わば誰にでも起こりうる
当然の事
とも言える訳です。
誰でも「走り屋」になり得ますよ。
という事(笑)
その上で、速くならないためには
![](https://akpianoforte.com/wp-content/uploads/2021/02/stop-gbcb549f96_640.jpg)
さぁ、当ブログのいつもの流れが
やって参りましたよ。
原因さえ分かれば
あとは対処するのみです😉
本番で速くならないために出来る事があります。
これは本当に頼りになる方法です。
絶対に裏切りません。
私も何度、これに助けられた事でしょうか。
本番と言っても色々です。
ピアノソロは勿論ですが、
とくに人と一緒に演奏する本番…
テンポが変わる事は絶対に避けねばならない
室内楽や伴奏
などの本番で、
私は必ずと言って良い程
この方法を使って対処しております。
その方法とは…
メトロノーム1択です!
![](https://akpianoforte.com/wp-content/uploads/2021/02/metronomes-gd62530d3f_640.jpg)
はい。
メトロノームを使う
です。
これ以上でも以下でもありません。
メトロノーム一択!(笑)
この子は本当に優秀です。
人間の感覚というものが
如何に曖昧であるかを
いつも教えてくれます。
本番前に、
いつもの数字に設定した
メトロノームを鳴らして、
それに合わせて
頭の中で音楽を演奏してみます。
すると、
「遅い!!」
なぁんて感じる事があります。
そんな時は自分が感覚的に急いでいる証拠。
メトロノームのカチカチ音は
ちょっとした催眠効果もあると
思っていますので(笑)、
「落ち着いて、落ち着いて」
と 自分に言い聞かせて、
いつものテンポに慣れるようにしましょう。
そう言う私は、
比較的 感受性の強い人間だと
思っておりまして、
日々のお天気や、体調の些細な変化、
気分や、その日の出来事などにより、
練習時に聴こえて来る
楽器の音(高さ・質)や速さに、
違いを感じる事がよくあります。
普段でさえこんな調子なのに、
本番なんてもっと大きな違いが出ても
無理ないなと、思っておりまして。
これまで本番がある日は必ず、
ポータブルの薄型メトロノームを
携帯して来ました。
高校生の頃からもう20年は共に過ごしている
カード型の愛用メトロノームがこちら。
使いすぎて液晶の左上部がおかしくなって
しまってるのですが、愛着は一入。
この先もずっと一緒です☺️
![](https://akpianoforte.com/wp-content/uploads/2021/02/image_50403585-1-931x1024.jpg)
もしメトロノームをお持ちでない方は、
ぜひ1機は持っておく事をオススメします。
軽量スリム・折りたたみスタンド付き
ピッチ確認も可能↓
時計付き・クリップタイプ・消音可↓
機械式 振り子メトロノームを再現した
こだわりの音。クリアな大音量も可。
(バイオリニストの私の相方愛用品。
音もダイヤルの感触も良いです。)↓
最後はこちら。
我がバイオリニストの相方の愛用品。
(これが一軍、先ほどのが二軍)
使用者の数・レビューともに高い
携帯メトロノームの「元祖」↓
ピッチチューナー機能は一見、
ピアノ奏者には不要にも思われますが、
自宅のピアノのピッチをたまに確認して、
調律の時期を判定するのに使っているって
方、ちらほら知っています。
(私は夫が調律師ということで不要。感謝。)
【まとめ】感覚に頼らず、日頃から自分のテンポを数値化しておく事
![](https://akpianoforte.com/wp-content/uploads/2021/02/digits-gd61eb2a4a_640.jpg)
如何でしたでしょうか☺️
人の感覚って案外、曖昧なものです。
普段から自分のテンポを数値化しておく事で、
本番へのしっかりした対策になり得ます。
本番前に自分の体の状態が変化したとしても、
機械は正確です。
上手く利用して、本番特有のお悩み
サクッと
解決してしまいましょ😉
あ、これは余談ですが、
本番で多少速くなっちゃったとしても、
演奏・表現が崩れる程でない限り、
本番ならではの
スペシャルな音楽となり
それもまた 御一興
こんな風に思ったりもします💕
むしろそれこそが
本番の醍醐味
であるのでしょう。
世のピアノ弾きさんたち、
本番、楽しんで参りましょ😉
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは今日もよい音楽を🍀