【何だか上手くいかない・何かしっくり来ない】ピアノが上手くなる・きれいに弾くための表現のコツ〔中〜上級者向け〕

こんにちは☀️
こんばんは🌛
ピアニストの姜 愛玲(かん えりょん)です。

今日の記事は、表現のコツについてです。

皆さんはこれまで、
曲を仕上げるまでの道のり「練習」の最中で、
こんな悩みをお持ちになった事はありませんか?

  • 何だか上手くまとまらない
  • しっくり来ない箇所がある

色々な解決方法があるとは思いますが、

今日はその中でも

最も本質的な原因と解決方法

これを書いて行きたいと思います。

では早速。

楽譜をよ〜く「見て」みよう

これは私自身の経験で
(自分の演奏と生徒さんのレッスンで)
よくよく実感している事でもあります。

弾いていて
聴いていて

何かおかしい と思ったり
違和感 を覚えたら、

一番にやること。

それは

楽譜を注意深く見ることです。

楽譜に全て「書いてある」

すると、
たいていの原因は見つかります。

いえ、ほぼ全ての原因は、
楽譜をしっかり見る事で見つけられると
私は考えております。

いくつかの例に対して
沢山ある内の1つの原因を
以下、上げてみたいと思います。

【例:くどい】スラーの起点と終点を正しく捉えられていない

メロディーが何だかクドイなぁ
上手に歌えていないなぁ

なんて時は、

楽譜に記載されているスラーの弧線を
しっかり見直します。

よく見ると、
2つのスラーに分かれているのに
1つの長いフレーズのように捉えて弾いていたり

はたまた逆のことをしていたりします。

【例:やぼったい】リタルダンド(rit.)のかけ始めが指示と異なる

フレーズの終わりの締まりが
緩いなぁ 悪いなぁ と思う時ですと、

rit.と書かれている箇所の
だいぶ前から減速していたり、

書かれていないところで
遅くしていたり…なんて事もあります。

【例:たるんでいる】アルペジオの指示の見間違え

アルペジオがたるんでいると思う時も、

指示を見間違えていることがあります。

片手ずつそれぞれのアルペジオで
左右のはじめの音を同時に弾く指示なのに、
(文章だと上手く説明しにくいですね)

左手から右手と、
低音から順にずらして1つのアルペジオのように
弾いてしまっていたり。

「そんなことしないよ〜」

と思うこと程、
意外と見落としていたりします。。。

【例:にごる】書いてあるデクレッシェンド(decresc.)をしていない

お次は音の「にごり」。

ペダルの踏み方に問題がある「にごり」
についてはここでは述べませんが、

それ以外でよくあるのが

書いてあるデクレッシェンドを無視してしまうこと。

これではペダルを使った演奏だと
音も濁って当然ですよね。

楽譜とは何か

西洋クラシック音楽の作曲者の多くは、
音楽を楽譜に書いて残してくれました。

クラシック音楽が
何百年と後世に伝わり、
今も世界中で演奏され
親しむ事ができるのは、

この楽譜のお陰です。

楽譜が残っていること

これは西洋クラシック音楽最大の功績と言えます。

しかし、楽譜さえ残っていれば、
音楽が何百年と後世に継承される
という訳ではありません。

何百年も後世に受け継がれるのは

音楽が素晴らしいからに他なりません。

優れた作曲者が

才を持った芸術家が

いたからです。

天才たちが残した遺産

それが

楽譜です。

楽譜には、作曲者の意図が詰まっています。

演奏者とは

クラシック音楽の演奏者は
たいていの場合、

既にこの世にいない人間が書いた作品を演奏します。

それも素晴らしい芸術家の作品である事が多いです。

ここをしっかりとわきまえて、
いつも楽譜と真摯に向き合いたいものです。

冒頭申し上げましたが、
私の場合、
何かおかしい
と思ったり感じたりしたら、
真っ先に楽譜を見ます。

楽譜はいつも見ていますが、
改めてじっと見ます。

おかしい原因が、

パッと見てすぐに分かる場合もあれば、

楽譜に穴があく程じっと見てから
しばらく考えを巡らせて、
それでやっと答えが出る場合も。

もちろん、答えが出ない場合もあります。

でもひとつ言えるのは、
楽譜をしっかり見る事で、
何かしらの答え、
答えでなくても
ヒントやひらめきを得られるという事です。

天才は、楽譜にしっかりとメッセージを残してくれています。

答えが出ないのは、
私自身がが凡人だからに決まっています😅

だからこそ!!!
(アツくなって来た…)

いつも楽譜を読んで読んで
それでもまだ読んで行きたいのです。

いつまでも向き合い続ける

そんな日々ですね☺️

今日の結論。

答えは楽譜に書いてある

というお話でした。

時代や作曲家のちがいによる記譜のちがい
それによる具体的な演奏の方法

これらをお知りになりたい方はぜひ、
レッスンにいらしてくださいませね☺️

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