【ピアノ練習法・自然な演奏のためには絶対に必要☺️】メトロノームを使ってリズム感覚・時間感覚を掴もう♪

こんにちは☀️
こんばんは🌛
ピアノの姜 愛玲(かん えりょん)です。

今日はメトロノームについて
お話をしたいと思います。

皆さんは普段の練習で

メトロノーム

使いますか?

私は使います。

私にとってメトロノームは、

曲を仕上げるプロセスにおいて
欠かせないアイテムです。

(コレを使った練習は、まぁ退屈な事もありますけどね😅)

それでは早速、参りましょう!

メトロノーム練習って何のためにするの?

皆さんは、レッスンで先生に
「この部分メトロノームで練習して来てね」
などと言われて、

なぜメトロノームで練習する必要があるのか

またはその意図を、
ご自分で考えてみた事はありますでしょうか?

もしくは先生がその理由まできちんと教えてくれますか?

目的のない練習は意味の薄いものになりやすいので、
疑問を都度、解消できる環境があると心強いですよね。

では何のためにメトロノーム練習をするのか。

メトロノームを使った練習は、

時間藝術である音楽において

その全てであり
根幹であり
おおきな土台でもある

「時間」

これを自在に操るために

無くてはならない練習です。

音楽における時間を制するために
具体的にどのような練習方法をとるのか

今日は大きく3つ、上げてみましょう。

メトロノームを使った具体的な練習方法3つ

知らずに遅れたり速くなったりしている部分を発見する

曲があらかた仕上がって来た段階で、
一度メトロノームに合わせて演奏をしてみます。

この時のはやさは、
今のご自分が無理なく弾ける速さで大丈夫です。

無理にメモリを
完成時のはやさに上げる必要はありません。

さて、そうして弾いていると、

メトロノームの
規則正しい刻みから はみ出て
遅れている部分や、

メトロノームの刻みより
速く進んでいる部分に、

いくつか気づくことがあります。

この理由は様々で、

以下あくまで私の場合になりますが、

指(手や腕・関節諸々含む)の
準備の都合でそうなってしまっているところ

単純に弾けていなくて
走ったり、間に合わなかったりしているところ

など、曲とは無関係な個人的都合で
早まったり遅れたりしています。

こういう部分はたいてい自分に余裕がないため、

そうなっている事にすら気付きにくいです。

そこで機械を使うと、
そのズレにいち早く気づくことが出来る訳です。

さぁ、気付けばこちらのもの☺️

あとは直せばよいだけです☺️☺️

一度正しい時間感覚の中に曲を填めてみて、全ての音の正確な音価を確認する

不自然な時間のズレを直せたら、
次は曲中全ての音の長さ(価値=音価)を
正しく確認していく作業に入ります。

書かれている音符の長さを
正確に刻みます。

四分音符が音価にしっかり足りているか

二分音符が音価より長くなっていないか

全音符の長さが適当…伸び伸びになっていないか

短い音符もしかりです。

八分音符が短くないか

十六分音符が短く滑っていないか

丁寧に楽譜を読み、
音価を正確な長さに反映させます。

この作業、
メトロノームの刻みがはやく感じたら
少し速度を落としても構いません。

一定の時間の流れに沿って
演奏することが大切ですので、
テンポそのものの速さはあまり重要ではありません☺️

その上で、必要に応じて時間を操る(遅くしたり、速くしたりする場所を決める)

ここまで出来てようやく、
音楽的な時間の流れを作る練習に入ることが出来ます。

人間は機械ではないので、
これまでの手順1、2のような
正確な時間感覚を知るための練習は
ある程度必要になります。

しかしあくまで

ある程度。

音楽が正確な刻みオンリーに
終始してはなりません。

そういう演奏なら、

今 旬のAIにでもお任せすれば良いでしょう。

そしてもちろん、
メトロノームなしでも
この正確な時間感覚が掴める!という方に
前述の手順1、2は不要かもしれません。

(私は未だかつてお目にかかったことがありませんが)

その上で、

それが出来た上で、

初めて!

自然な音楽の流れを組み入れる段階に入れる

ということです。

楽譜に書かれた速度記号の表現は勿論、
フレーズや和声による時間の取りかたを、
ひとつひとつ
全体的なバランスを見ながら
作り上げて行きます。

歌うような演奏も、自然に流れるような演奏も、実は全て計算の上。

神は細部に宿る

という言葉の通り、

歌うような演奏も、

自然に流れるような演奏も、

実は全て

細かな設計と計算の上に成り立っています。

流麗な演奏の中身は、

こういった地味で地道な
練習で詰まっていて、

それ無しには成り立たないということ。

ですがしかし、

そうして作り上げられた演奏も、

一回一回の本番で

同じ演奏は二度とありません。

地道に作り上げた音楽を
本番にのせた時、
その場の特別な空気が
その場限りの演奏をもたらします。

不思議ですね☺️

名演奏が生まれる由縁はここにありますでしょうか。

これこそが、生きた音楽。

その一瞬のための

毎日の〇〇

ということでしょうか☺️

明日もまた、楽器と向き合おうと思います。

そんなわけで、明日も良い音楽を。
お読みいただきありがとうございました☺️

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