【ピアノ練習法・自然な演奏のためには絶対に必要☺️】メトロノームを使ってリズム感覚・時間感覚を掴もう♪
こんにちは☀️
こんばんは🌛
ピアノの姜 愛玲(かん えりょん)です。
今日はメトロノームについて
お話をしたいと思います。
皆さんは普段の練習で
メトロノーム
使いますか?
私は使います。
私にとってメトロノームは、
曲を仕上げるプロセスにおいて
欠かせないアイテムです。
(コレを使った練習は、まぁ退屈な事もありますけどね😅)
それでは早速、参りましょう!
メトロノーム練習って何のためにするの?
![](https://akpianoforte.com/wp-content/uploads/2020/08/black-and-white-57e8d34b42_640.jpg)
皆さんは、レッスンで先生に
「この部分メトロノームで練習して来てね」
などと言われて、
なぜメトロノームで練習する必要があるのか
またはその意図を、
ご自分で考えてみた事はありますでしょうか?
もしくは先生がその理由まできちんと教えてくれますか?
目的のない練習は意味の薄いものになりやすいので、
疑問を都度、解消できる環境があると心強いですよね。
では何のためにメトロノーム練習をするのか。
メトロノームを使った練習は、
時間藝術である音楽において
その全てであり
根幹であり
おおきな土台でもある
「時間」
これを自在に操るために
無くてはならない練習です。
音楽における時間を制するために
具体的にどのような練習方法をとるのか
今日は大きく3つ、上げてみましょう。
メトロノームを使った具体的な練習方法3つ
![](https://akpianoforte.com/wp-content/uploads/2020/08/metronome-57e5d5414d_640.jpg)
知らずに遅れたり速くなったりしている部分を発見する
曲があらかた仕上がって来た段階で、
一度メトロノームに合わせて演奏をしてみます。
この時のはやさは、
今のご自分が無理なく弾ける速さで大丈夫です。
無理にメモリを
完成時のはやさに上げる必要はありません。
さて、そうして弾いていると、
メトロノームの
規則正しい刻みから はみ出て
遅れている部分や、
メトロノームの刻みより
速く進んでいる部分に、
いくつか気づくことがあります。
この理由は様々で、
以下あくまで私の場合になりますが、
指(手や腕・関節諸々含む)の
準備の都合でそうなってしまっているところ
単純に弾けていなくて
走ったり、間に合わなかったりしているところ
など、曲とは無関係な個人的都合で
早まったり遅れたりしています。
こういう部分はたいてい自分に余裕がないため、
そうなっている事にすら気付きにくいです。
そこで機械を使うと、
そのズレにいち早く気づくことが出来る訳です。
さぁ、気付けばこちらのもの☺️
あとは直せばよいだけです☺️☺️
一度正しい時間感覚の中に曲を填めてみて、全ての音の正確な音価を確認する
不自然な時間のズレを直せたら、
次は曲中全ての音の長さ(価値=音価)を
正しく確認していく作業に入ります。
書かれている音符の長さを
正確に刻みます。
四分音符が音価にしっかり足りているか
二分音符が音価より長くなっていないか
全音符の長さが適当…伸び伸びになっていないか
短い音符もしかりです。
八分音符が短くないか
十六分音符が短く滑っていないか
丁寧に楽譜を読み、
音価を正確な長さに反映させます。
この作業、
メトロノームの刻みがはやく感じたら
少し速度を落としても構いません。
一定の時間の流れに沿って
演奏することが大切ですので、
テンポそのものの速さはあまり重要ではありません☺️
その上で、必要に応じて時間を操る(遅くしたり、速くしたりする場所を決める)
ここまで出来てようやく、
音楽的な時間の流れを作る練習に入ることが出来ます。
人間は機械ではないので、
これまでの手順1、2のような
正確な時間感覚を知るための練習は
ある程度必要になります。
しかしあくまで
ある程度。
音楽が正確な刻みオンリーに
終始してはなりません。
そういう演奏なら、
今 旬のAIにでもお任せすれば良いでしょう。
そしてもちろん、
メトロノームなしでも
この正確な時間感覚が掴める!という方に
前述の手順1、2は不要かもしれません。
(私は未だかつてお目にかかったことがありませんが)
その上で、
それが出来た上で、
初めて!
自然な音楽の流れを組み入れる段階に入れる
ということです。
楽譜に書かれた速度記号の表現は勿論、
フレーズや和声による時間の取りかたを、
ひとつひとつ
全体的なバランスを見ながら
作り上げて行きます。
歌うような演奏も、自然に流れるような演奏も、実は全て計算の上。
![](https://akpianoforte.com/wp-content/uploads/2020/08/angel-5ee1dd4557_640.jpg)
神は細部に宿る
という言葉の通り、
歌うような演奏も、
自然に流れるような演奏も、
実は全て
細かな設計と計算の上に成り立っています。
流麗な演奏の中身は、
こういった地味で地道な
練習で詰まっていて、
それ無しには成り立たないということ。
ですがしかし、
そうして作り上げられた演奏も、
一回一回の本番で
同じ演奏は二度とありません。
地道に作り上げた音楽を
本番にのせた時、
その場の特別な空気が
その場限りの演奏をもたらします。
不思議ですね☺️
名演奏が生まれる由縁はここにありますでしょうか。
これこそが、生きた音楽。
その一瞬のための
毎日の〇〇
ということでしょうか☺️
明日もまた、楽器と向き合おうと思います。
そんなわけで、明日も良い音楽を。
お読みいただきありがとうございました☺️
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