【ピアノ速弾きのコツ】速く弾くには実はたった2つの〇〇をするだけ😉練習方法とトレーニング
こんにちは☀️
オーストリア在住ピアニストえりょんです。
本日のテーマは「速弾き」について。
はじめに
いきなり申しますと…ワタクシ、
この「速弾き」というワードが
実はあまり好きではありません。
パフォーマンス的な体や手の動かし方
速さのみを求めたような
疾風(?)の如き演奏
楽器が豊かに鳴っているとは感じにくい
耳をつんざくような音・音量の演奏
・・・
このような演奏スタイルは一見目立ち、
人々の目に留まりやすいというのは正直あります。
ただ 「音楽」 を考えたとき、
少し立ち止まって
考えてしまう・・・
というのが、私の正直な気持ちでもあります。
この記事のタイトルも、
「速弾き」 というワードを使うべきか
悩みましたが、
このワードで多くの方が
Google検索されているのを知り、
タイトルに使わせていただくことにいたしました。
“音楽的な表現のための速弾き”
の出来る方が、
少しでも増えてくれたら嬉しいな
なぁんて、
私めの勝手な願いを込めつつ😊💕
それでは参りましょう。
速弾きのコツは2つ😉
今回 例に上げるのは、
右手、左手それぞれに
速いスケール(音階)が散りばめられた
モーツァルト
「きらきら星変奏曲」Kv.265 ハ長調
この曲から、
第6変奏(ヴァリエーション)です。
先ずは聴いてみてください。
さぁ、この演奏をご覧いただいて
指を速く動かすためのコツ
見つけられた方、
いらっしゃいますでしょうか?
いらしたらそれは凄いです✨
いや分かんないでしょ!
と、今にも突っ込まれそう(笑)
では、今からタネ明かしをして行きますね!
コツはたったの2つなんですよ☺️
5本の指がそれぞれ独立していること
先ずは根本的な基礎の部分のお話です。
速く弾くには、
そのためのテクニックを
備えている必要がありますね。
速く弾くための基礎とは、
5本の指それぞれが
独立して動かせる
という事。
ある指につられてしまい、
他の指がその指に求められたタイミングで
適切な仕事が出来ない
なんて事が ない という状態です。
5本の指それぞれが
求められたタイミングで確実に
必要な動きをとれる
これが根本的な基礎として
第一に必要な部分となります。
では次です。
速いパッセージの音を全て「口で言える」こと
動く指 が備わったら
次に求められるのが、
頭が曲を理解していること
です。
私の日頃のレッスンの一コマの
お話をいたしましょう。
速い部分がなかなか弾けない生徒さんに
「そこ、ちょっとゆっくり弾いてみて」
とお願いすると、
まぁ十中八九、つっかえつっかえになります。
しかも指示した場所(途中)から弾けない。
つっかえつっかえやって、
やっと流れに乗れるようになる
これ即ち
曲(弾くべき音符)が頭に入っていない
もっというと
感覚で弾いている
(だから流れを寸断すると弾けなくなる)
状態なんですよね。
そんな生徒さんにはまず、
ゆっくり確実に弾いてもらう練習に
即座に切り替えていただくのと、
そこ、ドレミで歌えるようにして来てね
と、宿題を出します。
というのも、
口で言える曲は手も動く
からなのです。
曲(音)が解った脳からの
手への命令が、演奏を作るからです。
ところが、
速い音の粒たちを流れや感覚で弾いていると
どこかで指が回らなくなったり、
いくつかの音を抜いてしまったりと、
そのような事になります。
速いパッセージの音を
全て「口で言える」こと
これが2番目に必要なコツです。
さぁこの2つのコツを知れば、
あとは練習あるのみ。
この曲をご存知の方は、
16分音符の部分をドレミで歌えるか
ぜひ一度トライしてみてください。
はじめは楽譜を見ながらやってみましょう。
そうそう、
ピアニストさんのコンサートに行くと、
演奏中、なんだかブツブツ言ってるな…
なんて場面に遭遇すること、ありませんか?
あれ、“弾いてる音をドレミで唱えている”
場合が結構〜な割合であるんですよ^^
ミスが絶対に許されないプロの本番で
やってる人が多いことを知ると、
割と説得力ある方法なのだなと思いませんか?😉
さいごに指のトレーニング用に
便利グッズをご紹介して終わりたいと思います。
【速弾き練習に】指トレグッズ・フィンガーボード
国内外の有名コンクール受賞者を
多数輩出し、
50年以上にわたり
様々な手の問題に悩む
ピアノ学習者を指導された、
業界の著名人
御木本澄子先生 ご考案の
トレーニングボード。
オクターヴの練習
指を開く練習
すばやく黒鍵を飛び越える練習
指のスピードアップや
打鍵時の指先の固定の練習など
ピアノがなくても
テクニックを強化するための
様々な練習が出来る木製ボードです。
私も使っていた時代があります。
音大時代のある同期は毎日持ち歩いていました。(驚)
そのせいかは分かりませんが、
その子は文句なしのテクニック、
加えて俊敏な演奏が得意だったな。
懐かしいなぁ…😊
使い方は超カンタン。
自分の手のカタチに合わせて、
ポッチをボードに付属ボンドで付けるだけ。
トレーニング方法も、
公式YouTubeチャンネルで
丁寧に紹介されています。
便利な時代になりました…(しみじみ)
そしてその先、生徒さんそれぞれの
適切な練習方法・具体的なやり方などは、
個人差の大きい内容になりますね。
その人がこの先必要なテクニック
それを得るための普段の練習メニュー
日々の演奏への実践的な取り組み方
これらを盛り込んで
可能な限り最短で上達へと導くため、
お一人お一人に合わせた個人レッスンを致しております。
ご自身のペースで気ままに独学も良し
先生について効率よく学ぶも良し
ピアノの学び方・楽しみ方は
人それぞれですね。
もしご興味ある方は、
「世界のどこでも受けられる♪
本場の音のオンラインレッスン」
無料体験レッスンをお試しください😊
1回限りのワンレッスン(継続なし)もOK。
LINEで手軽にご受講可能です。
皆さんのピアノライフが、
より充実のものとなりますように。
それでは今日もよい音楽を。
最後までご覧いただきありがとうございました♡
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