【我が家のピアノが生き返った!】ピアノのお医者さん=ピアノクリニックヨコヤマの調律師さんに来ていただきました🏥👨⚕️🎹
こんにちは🌞
こんばんは🌛
お疲れ様です。ピアニストのえりょんです。
今日は凄いです。
何がって、
我が家のピアノを一日かけて
調整していただきましたのです✨
ただの調律ではありません。
午前中、10:30頃から始まり、
全ての作業が終わったのは
何と
21:30過ぎ🌙💨💨
まさに丸一日かけて、ピアノの
メンテナンスをしていただきましたのです✨
これまでこれ程長い時間をかけて、
お家でピアノのメンテナンスを
していただいたのは初めてです。
なぜなら私が望む調整をお願いするとなると、
調律師さんにアクション(音を出す機構の部分)を
お預けして工房で修理。そして
仕上がりは○週間以上…という事になるらしく、
過去に数回見積もってはいただいたものの、
やはりどうしても家で数週間も練習が出来ない
という状態に抵抗があり実現ならず、
結局そのまま・・・
といった状態でした。
一日でピアノの調整(整調)・調律・整音の全てを
今日お越しいただきましたのは
ピアノクリニックヨコヤマ の
横山 彼得(ペテロ)さん。
通常(と言って良いのか)数週間はかかるこの作業を
何と、今日一日で 👀 してくださるとのことです。
以前のリサイタルでは
コンサート調律をお願いしました。
(こちらはもちろん規程の時間内、大体1.5〜2時間です)
素晴らしい調律師さん でいらっしゃいます。
本日はお家のピアノをお願いいたしました。
お越しいただいた瞬間、
コーヒーをお出しする隙も無く、
一目散にピアノに向かわれ💨診療開始💨💨
(コーヒーはお出し出来ました…ホッ😅
まずは鍵盤の底の丸いフェルト
(お名前伺うも忘れました…)の交換と、その高さ調整から。
元々付いていた “丸”(名称!笑)は
濃い緑色(写真右)のフェルト。
今回変えていただいた “丸” は
明るい黄緑色(写真左)のフェルト。
スタインウェイ社のものだそうです。
取り替える前に
「触ってみてください」と言われ、
実際に弾力を確かめると、
全然ちがう・・・😍
既にこれだけでタッチと鳴りに
大きな変化がありそうです。(ワクワク)
次は鍵盤が刺さっている棒(名称…)を
磨いてくださいました。
↑写真左上、赤く丸いフェルトから突き出た棒
これです。
これを磨くとタッチの抵抗が改善されるとか?
(こんな簡単な言葉ではなかったような…🙇♀️)
それから、写真はありませんが
ペダルの調整をしていただき、
続いては
機構がズレズレ(!)らしく、
こちらの写真は1鍵ずつ正しい位置に
整えてもらっているところです。↓
現代のピアノの鍵盤は基本的に88鍵。
数少ない例外はあれど、
我が家のピアノももちろんそうです。
この全てを1鍵1鍵、手作業で
本来あるべき位置に整えていただきます。
この時点で午後4時。
既に5時間以上が経過しました。
まだピッチ合わせには辿り着きません…
ウチの子は
なかなかの曲者です・・・(困
お次は磨耗したハンマーを削る作業。
20年以上弾いて来て
一度も削っていないハンマーにしては、
磨耗…食い込みはさほど酷くないとか。
すこし意外でしたが、
でもこれは言われてみれば確かに。
今までずっと、
それほど広くない部屋で弾いて来ましたし、
私、楽器をガンガン鳴らすタイプの人間でもありません。
板ヤスリで丁寧に削っていただきました。
左側のハンマーがBefore
右側のハンマーがAfter✨
これをやっていただきたかったのです。
これを。
当然ですがこの作業にも、
削る角度や深さ、一本一本の均衡性など、
熟練の技術がものを言うそうです。
それもそのはず。
ときに我々弾き手は、
指先で楽器を奏でているつもりになりますが、
音を出すために決定的な仕事をする部分
即ち
弦との接点
は、
この
ハンマーです。
う〜ん、ハンマーシェーブ、奥深い作業です。
いやぁ✨弾くのが楽しみだ✨✨
今日は徹夜かしら♪🎹
それはそうと、
ハンマー削りだけでもう2時間以上?!
夕方5時半を回りましたが
まだまだピッチ合わせには辿り着きません・・・
(今日中に終わるかな・・・ソワソワ😱
その後も
あれこれ
色々と
本当にひとつひとつ
丁寧な作業を
数時間・・・
もう私の方が撮影する気力を失 i・・・
(作業して下さっている方を前に何という事😱
待っているだけなのに😒
午後8時を過ぎてようやくアレが登場!
横山さんのお手に
チューニングハンマー が握られました。
それでもまだ、
アクションの出し入れを
繰り返しながらの作業です。
アクション、
とっても重たいんですよ。
とてもじゃありませんが、
私は重たくて持つ事が出来ません。
この世界は体力第一のお仕事だなと、
コーヒーとおやつをひたすら追加☕️🍪🥐しつつ
ソワソワと見守ります。
そうこうするうちに
あら? あらあらら??
いよいよ本格的なピッチ調整に入ったようです✨
!!!
いつもの聴き慣れた「調律の音」が聴こえて来ました!
中音域で4度、5度、3度、8度…と鳴らして
一音一音、ピッチを合わせて行きます。
只今のお時間 20:25 。
そのつもりはありませんでしたが、
もはや実況中継です。
ペテロさん、
「ここまで来れば、あと1時間半程」だと仰います。
(ここまでやっていただいた上に、
更にもう1時間半…自分なら倒れるな)
↑このときの私の脳内
間続きの隣部屋で聴いているだけでも、
グングンと音が整っていくのが分かります。
こんなに耳を澄まされても困るだろうなと思いつつ(笑)
そして・・・
21:30を過ぎたところで、
お待ちかねの一言。
「弾いてみてください」
私の目、
キラーーーン😎😎😎
(1時間半と仰ったのに1時間で終わってる? 早い!)
↑このときの私の脳内
早速🏃♀️💨
試弾させていただきます。
・・・
♪♪♪
・・・
♪♪♪
・・・
♪♪♪
ウチのピアノじゃないみたいです。
これは大変だ。
音色と響きのちがいは歴然。タッチにも大きな変化が。
ピッチは当然のこと、
「打鍵」の感覚(タッチ)、
「機敏でスムーズな戻り」
(打鍵した鍵盤が戻る時の調子)、
微細にタッチを変える事による「音色」の変化、
ペダルの効き加減、
・・・
全てが劇的に変わりました。
大袈裟…と思われるでしょう?
でも、本当なんです。
(私が敏感すぎるのかな…)
気になる方は是非、
後日すぐに撮影した演奏動画で
音色をご確認いただけましたらと思います。
情勢的に今やすっかり遠くなってしまった
ヨーロッパへ、思いを馳せながら弾きました。
明日からピアノの前に座る時間が、
コロナで本番が減っているにも関わらず
激増することが今ココに確定しました。
感激という一言では
到底表現仕切れません☺️
横山さん、本当にありがとうございました。
私の師匠🎹や、
手と腕の先生👨⚕️、
いつもお世話になっている美容師さん💇♀️
美味しいご飯を食べに行った時のシェフさん🍣🍝🍴
・・・
プロフェッショナルなお仕事に触れる度、
強くお受けする充足感と、
こちらの身まで引き締まる思い。
今日もしっかりと感じた一日でした。
ピアノの調律・調整をご検討の方はぜひ一度。
今日もお読みいただきありがとうございました。
明日もよい音楽を☺️☺️☺️
(ニコニコマークいつもより多め)