【ピアノが上手い人の特徴】音楽に不可欠な感受性。先生に「感じて」と言われた事あるかな?表現上手な子・伸びる子の育て方
こんにちは☀️
こんばんは🌙
お疲れ様です💨
オーストリア在住ピアニストの
かん えりょんです。
本日のテーマは「感受性」について。
皆さんはレッスンなどで、
先生に
「そこ、もっと感じて」
なんて言われたりした事、ありますか?
音楽で「感じる」 ことは非常に大切。
命も同然。
音楽に限らず、何事においてもでしょうか☺️
こと音楽 ー 楽曲によっては
「感じる」ことが出来ている演奏と、
そうでない演奏に、
天と地ほどの差が生まれてしまう事もある程。
さて、そんな音楽に非常に大切な
感じる心=感受性
言われてもし、
イマイチ ピンと来ない方
今日の記事
必見ですよ😉
では参りましょう。
【ピアノが上手い人の特徴】先生に「感じて」って言われた事ある?
![](https://akpianoforte.com/wp-content/uploads/2021/01/daisy-g2d0661813_640.jpg)
ピアノレッスンの場で言われた事のある方、
多いかもしれません。
「そこ、もっと感じて弾いて」
こんなことを、
先生に言われた事はありませんか?
この「感じて」という言葉、
先生はなぜ、言うのでしょう?
そして、言われても
どういう事?? と、考えてしまいますよね。
これ、私個人の意見を申し上げますと、
この言葉を言いたくなる時って
自分が生徒さんの演奏を聴いていて
その演奏から「感じる」ものが
得られにくい…
と言うより分からない…
そんな時なんですよね。
さぁでは、この「感じる」って
一体 何なの??
【踏み込んでみよう】「感じて」と言われて、実際に感じられますか?
![](https://akpianoforte.com/wp-content/uploads/2021/01/question-g2cfc90998_640.jpg)
ここで皆さんに質問をしてみましょう。
あなたは「感じて」と言われて、
実際に「感じる」事が出来ますか?
いかがでしょう。
今日のお話はココが要です。
さらに踏み込みます。
ここからが肝心です。
そもそも「感じて」いるのであれば、
?は湧いて来ないはずですし、
そもそも「感じて」いるのであれば、
それが演奏に自然に反映されているべき
私はこう思うのです。
これは自身のこれまでのレッスンの経験から
申し上げられることでもあります。
もう少し具体的に補足しますと、
「感じて」いるのに演奏に反映されない
こんな方も実はいらっしゃって…
しかしこれも
本当の意味では感じられていないものと
私的には考えます。
そんな場合はもちろん、
レッスンで別の角度から
アプローチさせていただいております。
少々話が逸れました。
では実際に「感じる心」を育むためには、
何が必要なのでしょう?
これから申し上げましょう。
今日ご紹介するのは具体的な2つの方法です。
【2つのコツ】感じる事の出来る人になるために
![](https://akpianoforte.com/wp-content/uploads/2021/01/person-g48a7053ed_640-1.jpg)
1️⃣人生(実体験)で沢山の経験をする
私が普段レッスンをしていて、
小学校低学年くらいまでのお子さんに
「ここは悲しい音がするね、
〇〇ちゃんが経験した悲しいことを
思い浮かべて弾いてみようか☺️」
と言ってみたところ、
以下のような事が数回…いや
結構な頻度 であります。
それは、
「悲しいこと、ないよ!😄」(ニッコリ
という生徒さんのお返事。
悲しい事がないなんて。
ご両親の愛情、友達、恵まれた環境…
色々な要素がありましょう✨
純真とはまさにこのこと
子供っていいな
心から微笑ましい瞬間です☺️💕
これはお子さんの例なので
ある意味仕方ない部分もありますが、
感じて表現するためには
とにかく人生経験を積む
これに尽きるのかなと思います。
…なぁんて
この私がこんな事申し上げて良いものかと
恐れ多いですが。
そうそうそれでもこんな私にも、
音楽を捉える上で大きな転機となった出来事、
あるんですよ。
20代後半のある時期、
おそらく今後の自分の人生を予想しても
こんな衝撃的な事には出会わないであろう
そう思える出来事に、遭遇しました。
これまで音楽を感じない側の人間では
決してなかった方だとは思いますが、
この経験がきっかけで、
私は自分が「感じている」と言うには
これまであまりに足りなかったのなだと、
気付かせてもらいました。
この出来事を境に、
これまでの人生でいくら聴いても
ピンと来なかった(何と失礼🙇♀️)
ある作曲家の傑作が、
まるで別の曲の様に
解像度の高い
鮮明な写真の様に
聴こえた(見えた)瞬間をハッキリと覚えています。
一度離れた音楽の道に、
再び戻ろうと決意した瞬間でもありました。
(…まぁ本当にこの出来事が
キッカケだったかどうかは不明ですが、
音楽をより深く感じられるようになったのが
この出来事以降であった事は事実です。)
※言えば「苦しい」出来事でしたが、
もちろん今はこの通りピンピンしてます✌️😉
ショパンの音楽は「苦悩」を
ベートーヴェンの音楽は
「困難から勝利へと打ち勝つ精神」を
書いたことを考えるとき、
何も彼らと同じ精神とまでは行かずとも、
経験を積むに越した事はない
そう私は思うのです。
2️⃣沢山の素晴らしい音楽に触れる
1️⃣の経験を積むには時間が掛かりますし、
もしかしたら、
そうセンセーショナルな出来事にも
めぐり逢えないかもしれません。
しかしこれなら
今日から早速始められます😉
沢山の音楽を聴いてみましょう。
出来ればYouTube等ではなく、
有料のものを聴きましょう。
演奏会に足を運んで生の演奏を聴く
CDを買って静かな環境でじっくりと聴く
「流し聴き」や「ながら聴き」ではなく、
しっかり時間を作って 聴く に徹しましょう。
ピアノを弾くことだけが、練習ではありませんね。
この経験は演奏表現・上達への
大きな養分となることでしょう。
やはり「生演奏」は特別。
「売るために制作されたもの」も違います。
最近は情勢的にも
世界の素晴らしい演奏家の来日が難しかったり
人によっては
外出さえ難しい事もおありでしょうが
「生演奏」は本当に違います。
私も演奏会に行きたくなって来ました。
今年はまた鑑賞の時間を増やそう。(意気込
【まとめ】 感受性を演奏に生かすために
![](https://akpianoforte.com/wp-content/uploads/2021/01/teddy-g2b4e76e10_640.jpg)
如何でしたでしょうか。
今日は「感じる」をテーマにお話をいたしました。
感じる心=感受性
是非とも育んで行きたいものですね。
私も、より感じられるようになりたいと
常々思っております。
自分の中から音楽が湧き出ているような
そんな演奏と、
「感じて」と言われてやっている
そんな演奏、
これって聴いている側は
歴然とした差を感じるものです。
自発的に1️⃣と2️⃣に取り組んで、
演奏への意欲・インスピレーションを
湧き上がらせたいものですね。
心に音楽の泉を
(上手くまとめたつもり 笑)
最後までお読みいただきありがとうございました🍀
それでは、今日もよい音楽を。
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