【本場を知り演奏に深みを】傑作を生んだウィーンの街並みからベートーヴェン作品解釈のヒントを得よう♪③〔国立歌劇場・学友協会・シューベルト最期の家〕
こんにちは☀️
こんばんは🌛
そしてお疲れ様です💨
ピアニストの姜 愛玲(かん えりょん)です。
ベートーヴェン生誕250年の記念といたしまして、
只今シリーズでお送りしております当ブログ。
どんどん続きに参りたいと思います。
ベートーヴェン活躍の地、
ウィーンの旅行記も第3弾となりました。
第1段、第2段をまだご覧になっていない方は、
よろしければこちらをご覧ください。
本記事を、よりお楽しみいただけるかと思います☺️
それでは本日の内容へGO♪です😉
ゲーテ像
沢山の古楽器たち…
もっとじっくり見たかった古楽器博物館を
あとにした我々は、
ゲーテ像を横目に次のスポットへと歩きます。
でんとした立派なゲーテ像。
ゲーテの詩はウィーンの音楽家に多大な影響を与えました。
ドイツ音楽は、
ゲーテをはじめとする詩人の作品たちと共に
発展したと言っても過言ではありません。
少し歩いただけでも、
沢山の偉人の像を見ることができるウィーン。
その歴史の偉大さに想いを馳せます。
ウィーン国立歌劇場
さて。
お次はウィーン国立歌劇場です。
と言っても、これまで同様、
外観を拝むだけです😅
モーツァルトの格好をした方が
いっぱいいましたよ☺️
そしてここは外せません。
学友協会。
学友協会
お正月のNHK中継、
ニューイヤーコンサートでお馴染み。
ウィーンフィルハーモーニー管弦楽団の
本拠地となる演奏会場です。
ウィーン国立歌劇場も、
学友協会も、
次回こそはゆっくり時間を捻出して
聴きに行きたいものです。
後ろ髪引かれつつ、後にします。
ベーゼンドルファー ウィーンショールーム
街歩きは続きます。
オーストリアが世界に誇るピアノ
それは
ベーゼンドルファー🎹
ショールームの前を通る事ができました。
ここ地元では当たり前でしょうが、
ベーゼンドルファー通り
ベートーベン広場(第二弾ご参照ください☺️)
シューベルトリング(こちらも第二弾を☺️)
などなど・・・
日本では、
楽譜や本でしかお目に掛かれない言葉たち。
それが、こうして地名になっている
ごく普通に、
そしてとても身近に感じられるのです。
皆さんは、ベーゼンドルファーをご存知ですか?
世界4大ピアノの中でも、
響きが柔らかく、そこに色味を豊かに感じる
少し私には鍵盤が重く感じるピアノです。
駆体の印象としては
大きなSUV車のようなどっしりさを感じるのですが、
その音はまろやかで多彩。
レトロなニュアンスさえ感じます。
耳が喜ぶ音ってこういう音かぁ
と私に教えてくれたピアノでもあります。
立派な門構えですね。
ここまで歩いたところで、
主要な名所はざっと見て廻る事ができました。
テキパキ早歩きの相方ちゃんに感謝です☺️💕
さて。
次はモーツァルトハウスか
シューベルトハウスの
どちらかに行ってみようとなり、
我々はシューベルトハウスに行ってみる事としました。
が、
しかし、
この決断が、我々をちょっとした悲劇へと導きます…
シューベルト最期の家
「シューベルトの家に行こう!」
と決めたは良いものの、
手持ちの地図とGoogle Mapが
どうやら最新でない模様で、
すぐ近くにあるはずなのに
なかなかたどり着けません。
路上に立ち止まり、
二人で地図とにらめっこ。
通りすがりの人に何度尋ねるも、
「分からない」
「知らない」ばかり。
明らかに迷っている私たちに
声をかけてくれる方もいました。
が、その方々も皆「分からない」と…
あのシューベルトの家なのに!?
ウィーンの民たち、意外と知らないのか…
と少し驚きつつ、
かなり歩きました。
2時間までは行かないにせよ、
1時間半は歩きました。(迷い過ぎです)
通りがかった教会の方に
やっとの思いで正確な道を教えてもらい、
たどり着きました!!!☺️
FRANTZ SCHUBERT Sterbehaus
フランツ・シューベルトが死んだ家
直訳(!)するとこんな感じでしょうか。
現在は基本的に、水曜・木曜で開館の
記念館となっています。
ベルを鳴らしてしばらく待つと、
恰幅の良い女性が出ていらして
中へとご案内してくれました。
こじんまりとした可愛いお家です。
3室続きのアパートの一室。
ここにシューベルトが暮らしていました。
31歳でお兄さんとこの家に越してきた
シューベルトは既に貧乏で、
通りに面したこの家の小さな部屋に住みました。
シューベルトが最後まで使用していたピアノです。
シューベルトの作品はよく演奏します。
ちょうどこの旅行の半年前のリサイタルでも
シューベルトを弾かせていただきました。
弾いてきた曲の多くがここで作られた事と思うと、
何とも言えない気持ちになります。
どれくらいの時間が経ったでしょうか。
物思いにふけりながら暫く観察していると、
相方ちゃんが待っていてくれました。
「気は済んだ?(もう思い残すことはない?の意)☺️」
シューベルトは
歌曲とピアノ曲を沢山書いたので、
どちらかと言うと、
バイオリニストの相方より
私の方が馴染みがあります。
夢中になっていた私を暫く待っていてくれる
こんな風にいつも心の優しい相方ちゃんです☺️💕
朝、お墓参りから始まった ウィーン観光、
初日はここまでです。
シューベルトハウスを探して
1時間半は歩き回った我々。
疲れた足を引き摺って宿へと到着。
流石の疲労に、二人して しばしお昼寝しました😴💤
さぁ、次回第4弾は最終回です。
ベートーヴェンの遺書の地
ハイリゲンシュタットに向かいます。
どうぞお楽しみに☺️
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