【本場を知り演奏に深みを】傑作を生んだウィーンの街並みからベートーヴェン作品解釈のヒントを得よう②〔中心街・公園・新王宮・古楽器博物館〕
こんにちは☀️
こんばんは🌛
そしてお疲れ様です💨
ピアニストの姜 愛玲(かん えりょん)です。
今年生誕250年を記念いたしまして、
ベートーヴェンシリーズでお送りしております当ブログ。
ウィーン旅行記
前回の続きでございます。
今年は年明けから某ウイルスが猛威を奮い、
夏に一度は落ち着いたものの、
冬にかけて再び感染が増加傾向にありますね。
とくに欧州では、
二月三月のような感染拡大の再来が深刻な状況。
一日もはやい収束と、
以前のようにまた、
自由に海外への往来が出来る日が
訪れることを切に願うばかりです。
・・・
こうして海外へ
簡単には行けなくなっている今、
「そうだ。
去年行ったヨーロッパの写真を
皆さんに見ていただこうかしら☺️」
と、ふと思い立ちました。
ヨーロッパに行った事のない方
最近ヨーロッパに行けてない方
海外旅行気分を少しでも味わいたい方
こんな方々に、
ベートーヴェンが傑作を次々生み出した
オーストリアはウィーンの景色を
ご覧いただければと思います☺️
ピアノに限らず何事も、
本場を知ること
深い学びには欠かせない部分ですね。
まだの方はこちらからご覧いただけますと、
前後せず順番にお楽しみいただけるかと思います☺️
↓ ↓ ↓
それでは本日の内容へGO♪
ウィーン街の中心へ向かう
ベートーヴェン、シューベルト、
ブラームスが眠る中央墓地をあとに、
次はウィーン街の中心部へと向かいます。
Wien Mitte(ウィーン・ミッテ)の
駅を降り、市立公園へと歩きます。
これは川ではなく運河。
タール運河と言うそうです。
ウィーン市立公園へ
このタール運河を超えて、公園の入り口へと進みます。
緑に囲まれて、気分が爽快として来ます。
先ほどまでお墓にいましたので、
良い意味で気分転換です☺️
さて、我々の目当てはどこだ?
せっかくなのでちょっと見ておこうではないかと、
あるものを探しテクテク歩きます。
・・・
あった。
ありました。
デーーーン!
ヨハン・シュトラウス像です。
「見よ、諸君!」
と言わんばかりの全身黄金色!!!
凄いですね。
流石です、ヨハン様✨
像の後ろの石造も、
像の前の花壇のデザインも、
黄金のヨハン様を余す所無く引き立てています。
ウィーンの宝、
ヨハンシュトラウス。
その功績を一目で伝える像をあとに、歩みを進めます。
え?
公園はもう終わり?
ハイ、そうです。
節約弾丸旅行ゆえ、
あとがビッシリ詰まっておりますのです😅
立派な建造物たちに眼福しつつ、
ウィーンの中心街を歩きます。
日本では、
老朽化して非効率な設備や機構を
廃棄・廃止して、
新しい施設におきかえることによって
集中化、効率化などを実現する
スクラップ&ビルド
と呼ばれる建築が主流ですね。
そんな日本に住んでいるからか、
このような歴史ある立派な建造物たち
ばかりが並ぶヨーロッパの景色は、
何度見てもやはり壮観で、趣きを感じます。
さて、もう一つの目当て(?)に
到着のようです。
ベートヴェン広場です。
ベートーヴェン広場
広場横の建物の壁には、
1.Beethovenplatz とプレートがあります。
こんなのを見つけるとやはり嬉しいものです☺️
そうそう、
シューベルトリングなんてのもありました。
写真が少しぶれてしまい、見にくくてすみません。
1.Schubertring
すぐ近くにある4つ星ホテル
ホテル・アム・シューベルトリングの事でしょうか…
少し調べると、
環状の大通りの名前だそうです。
ウィーンは「リング」と言う
環状の大通りが旧市街を囲んでいます。
かつてはこのリングに城壁が建てられていました。
近くには他にも、
ベーゼンドルファー通りや
マーラー通りがありました。
歩きの早い相方ちゃんの、
いつも後ろをついていく私です。
リッツ・カールトンホテルの前も通りました。
ホテルザッハー
この通り、
リッツ・カールトン
アム・シューベルトリングと
○つ星ホテルが立ち並ぶウィーン中心街。
次の我々の目的地に到着。
名門老舗、ホテルザッハーです。
ここでお決まりの
「ザッハトルテ」を
お土産に購入。
どのホテルにも、泊まってみたいものです☺️
モーツァルトカフェ(写真左下、日よけが看板)
にも、時間があれば寄りたかったな。
今回は全て、
眺めるだけ
でした。
と言う事で、せめて高い所から…😅
(高みの見物ではありませんよ。って意味が違うか)
新王宮 Neue Brug(ノイエ・ブルク)
お次の我々の目的地はこちらです。
皆さん、ついて来られてますか?☺️
サッサカサッサカ周り過ぎて、
なかなかの詰め込みプランだったなと、
自分も回想しています。
こちらは新王宮ノイエブルク。
私が撮った写真が伝わりにくいですが、
包み込まれるような大きな曲線が壮観な建物。
国立図書館や舞踏会ホール、
古楽器博物館などが集まった宮殿です。
我々は、古楽器博物館へと進みます。
古楽器博物館
チケットを購入し、
荷物をロッカーに預け、
早速奥へと進むと、
何とも美しい吹き抜けの天井が
私たちをお迎えしてくれました。
石造りのデザイン
壁面の絵画
日光と調和する柔らかな照明
建物自体がそのまま芸術です。
写真を見返している私も、
このオール大理石の階段の
ひんやりとした空気や、
美しく響く足音までもが思い出されます。
ここウィーンの古楽器博物館には、
今は見ることのない形の
ピアノやヴァイオリンなど、
貴重な楽器が展示されています。
これからご紹介する写真は全てピアノですが、
弦楽器のご先祖さん(古楽器)たちにも、
沢山お会いして来ましたよ。
バイオリニストの相方と一緒で良かったです。
分かりやすい解説付きで、
じっくり楽しめたんですもの☺️
さぁ今回のメインはここからです!
チェンバロ、クラヴィコードといった
今のピアノの祖先たち。
中でも装飾が美しいものや、
凝ったデザインのものをご紹介します。
しかとご覧くださいませ☺️
現在の「ピアノフォルテ」(ピアノ)に
たどり着くまでに、
バロック・古典派時代だけでも
このように様々な試行錯誤があったことを
改めて認識しなおした、有意義な数時間でした。
そうそう。
この博物館には、シューマンの妻
クララ・シューマン(ピアニスト)が、
学友協会でのリサイタルで弾いたと言われている
ベーゼンドルファーがあるそうで。
この旅行後すぐの本番で、
クララシューマンを演奏する予定だった私としては
それを見るのも大きな目的でした。
が、しかし!
改装中でそれは見られず😭
代わりに、
“クララのピアノの一歩手前まで行ったアナタ”(惜)と、
相方ちゃんの失笑をGetしました。トホホ
この日のウィーン観光はまだまだ続きます。
が、お決まりの文字数オーバー。
続きは次回、第③回をご期待ください。
次回はコチラ↓
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