【指のお話】1〜5それぞれの指には役割がある!ピアノ演奏への上手な生かし方😉

こんにちは☀️
こんばんは🌛
そしてお疲れ様です💨
ピアニストの姜 愛玲(かん えりょん)です。

私は体のメンテナンスのために
定期的に整体に通っているのですが、

今日は整体の先生から面白い話を聞きました。

この話を聞くと確かに

「う〜む、納得。」

となりますが、

今まで敢えて言葉に起こした事が無かったため

今日は頭の中がだいぶクリアになりました☺️✨

何となく感じていることを
敢えて言葉にするって、やはり大切ですね。

5本の指のそれぞれが持つ

「役割」

ここをしっかり把握すれば

ピアノの演奏にも大いに役立つ事

間違いなし 😉

それでは早速参りましょう。

指にはそれぞれに役割がある?!

5本の指がぞれぞれ長く伸びた

人間の手

これが他の動物に比べて
大きく進化している事は

一目瞭然

それならば、そこに意味があるのも自明ですね。

1の指(親指)の役割

親指には

力を出す

と言う役割があるそうです。

ものを掴んだり引っ張ったり、
そんな時に親指が大きな役割を果たします。

他の指と比べて生え方が違う親指のおかげで
掴んだものを回したり、ひねったりする事が出来ます。

ピアノでは、少しでんとした音や、
太い音が欲しい時など、
可能且つ許される範囲で親指を使う事があります。

ちょうど先日アップしました
ブルグミュラー「やさしい花」でも、
私は楽譜に書かれている指遣いを2→1に変更し、
親指の効果を使って中間部のmfを作りました。
↓ ↓ ↓

※指遣いを変える場合はよく考えましょう。
 音楽的な要求に応えるためであるべきです。
 迷う場合は先生に相談しましょう😉

2の指(人差し指)の役割

人差し指には

方向を決める

と言う役割があるそうです。

人差し指は器用な指ですよね。
5本の指の中で一番正確に動いてくれる
そんな感覚があります。

物や方向…
何かを示したい時、
真っ先に出てくるのがその名の通りこの
「人差し」指。

この方向を決めるという言葉で私は、

アルペジオや跳躍の多いパッセージを弾く時に
2の指の付け根あたり
もっと言えばそのバックの手首から
ポジションと取っているなと…
そんな事を考えました。

パッセージにもよりますが、
2や3の指の付け根
それよりもっと奥の手首のあたりから

ポジションを取ろうとする

こうすると、無理なく少ないエネルギーで
速い部分や技巧的な部分の演奏が可能になるかと。
感覚的にもそう感じます。

3の指(中指)の役割

お次は3の指。

中指には

回転を誘導する

と言う役割があるそうです。

少し分かりにくいかもしれません。
こんな例えは如何でしょう。

ビンの蓋を開ける時、
ドアノブを回す時…
この時に中指を意識してみてください。
中指の誘導で手首が動く(回る)のが分かるでしょう。

ピアノでも、
この中指の性質を上手く使う事が出来ます。

例えば、
ドミソ ドミソ ドミソ ドミソ…と
左手の伴奏が続くような部分で、
(例:ベートーヴェンピアノソナタNo.1第4楽章冒頭。あ、ここはファ♭ラド ファ♭ラド…か。)
3の指の根元を意識します。

正確にはやはり、
そのバックの手首からの意識が重要なのですが、
こうするとリズム・音の粒ともに安定させる事が出来ます。

4の指(薬指)の役割

指の説明も後半に入りました。

薬指には

手指をまとめる・安定させる

といった役割があるそうです。

これには私、納得です。

実は私、数年前に手を故障しまして、
その際 薬指の機能が低下したために
物が掴みにくくなったのです。

中でもひときわ苦戦したのが、
洗濯物を干す時のクリップを掴む動作でした😅

もう本当に掴みにくくて(笑)

指たちがまとまらない、
安定してない感じが本当にあるんです。

普段は洗濯物を干している時の
柔軟剤の香りが心地よいので
滅多に使わない乾燥機を、
この時ばかりはヘビーユーズしましたね😅

こんな経験もあり、
薬指の機能にはナットクの一言です✌️

5本の指の中で最も不器用さんでもある4の指。
単独で動かすのは難しく、
4指を鍛える練習曲などもありますね。

しかしそんな4指ですが、

ここぞと言う

とっておきの

お色気タップリな音💄

を出すためにはモッテコイのお指さんです。

ほぼほぼ断言出来ます😎

力が入りにくい分、
良い意味で硬さの取れた、
柔らかく艶のある音が出しやすいのでしょうか☺️

ぜひ試してみてくださいませ。

5の指(小指)の役割

さぁ!最後の指です。

小指には

手指をまとめる・安定させる

と言う薬指と同等の役割があるそうです。

薬指ほどではなくても
相当の不器用さんですね。
そんなに力も出ません。
しかし、無いと困る指。

ピアノではこの一番細くて長さもない
5の指を鍛えるために、
子供の頃から幾多の練習を重ねます。

それもその筈。

あろうことか、

何の因果か、

この小指で
曲のクライマックスや
肝になる
旋律の頂点の音
を弾く事はとても多いです。

学生の頃、よく師に言われたものです。

キメる時にしっかりキメて!!!(怖

この愛ある叱咤あっての今の私。

まだまだ、終わりなき学びの日々です。

それぞれの指の役割を理解して演奏に役立てよう♪

指のお話、如何でしたか?
それぞれの指の役割や特性を生かして、
よい音楽へと繋げて行けることが出来れば、
それはひとつの強みになりますね!

今日のお話がその一助となれましたらば幸いです。

それでは今日も良い音楽を。
いつもご覧いただきありがとうございます。

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