【本場を知り演奏に深みを】悲愴や月光、運命…傑作を生んだウィーンの街並みからベートーヴェン作品解釈のヒントを得よう①〔ウィーン中央墓地〕
こんにちは☀️
こんばんは🌛
そしてお疲れ様です💨
ピアニストの姜 愛玲(かん えりょん)です。
ベートーヴェン生誕250年の
アニバーサリーイヤーにちなみ、
このところ
『ベートーヴェン特集』として
お送りしております当ブログ。
いつも遊びにいらしていただき
ありがとうございます☺️💕
今日も少しでも、ピアノを学ぶ皆さまの
お役に立てるのであれば幸いです。
今年は年明けから某ウイルスが猛威を奮い、
夏に一度は落ち着いたものの、
冬にかけて再び感染が増加傾向にありますね。
とくに欧州では、
二月三月のような感染拡大の再来が深刻な状況です。
一日もはやい某ウイルスの収束と、
以前のようにまた、
自由に海外への往来が出来る日が
訪れることを切に願うばかりです。
・・・
こうして海外へ
簡単には行けなくなっている今、
ふと思いついた事があります。
「そうだ。
去年行ったヨーロッパの写真を
皆さんに見ていただこうかしら☺️」
ヨーロッパに行った事のない方
最近ヨーロッパに行けてない方
海外旅行気分を少しでも味わいたい方
今日はこんな方々に、
ベートーヴェンが傑作を次々生み出した
オーストリアはウィーンの景色を
ご覧いただければと思います☺️
ピアノに限らず何事も、
本場を知ること
これが上達には欠かせない部分ですよね。
先ずは見る事から!
それでは参りましょう☺️
ベートーヴェンの聖地・ウィーンへ!
時は2020年6月。
バイオリニストの相方🎻と、
イタリアはベネツィアから、
オーストリア・ウィーンへ向かう
ジェットへと乗り込みます。
オーストリア航空のCAさんは、
制服が上下赤!
飛行機のロゴとお揃いですね。
タイツも真っ赤でスカーフも確か赤の柄物だったような。
そうそうネイルまで赤でした!💅✨
と、文章で書くと少々ビックリかもしれない
この「全身赤コーデ」。
向こうの方々、とってもお似合いでした💕
相方と二人して『可愛いね☺️』と絶賛。
直接お褒めまでして、スマイルいただいた記憶が。
まったく、お仕事中にメイワクな旅行者です😅
ベネツィアからウィーンへは
飛行機で1時間ほど。
こちらは水平飛行直後の上空です。
お天気が良くて見晴らし良好☀️
雲間から見える陸は、方角的に
クロアチアの海岸に浮かぶ島々ではないかと思われます。
ウィーンの空港に到着し、
地下鉄の駅へと向かうシャトルバス内。
相方のバイオリン🎻のケースがどうしても目立つので、
もしやそれを見たせいか?
お向かいのダンディーなおじさまが
しきりにお歌を歌い始めます♫
するとやはり、「君たちはプレーヤーか?」
と問われ、
「自分もかつて歌っていた。どこどこ歌劇場で歌っていた。」
(詳細忘却😅)
などと楽しい会話が弾みます。
会話中にもお歌♪は頻繁に披露され、
目的地に着く前から
この地ならではの空気♪をたっぷりと感じます☺️
旅の拠点、Baravitzkagasseの宿へ。
我々のウィーン観光の拠点は、
ウィーン郊外のBaravitzkagasse(バラヴィッツカガッセ)という街の宿。
地下鉄と路面電車を乗り継いで向かいます。
こう書くと結構な長旅かと思いきや、
ウィーンはそんなに大きな街ではないので、
宿へはウィーンの中央から4〜50分程度で到着します。
最寄りのバス停を降り、宿へ。
ちょうど薔薇と芍薬の季節で、
バラも芍薬も大好きな私は歓喜💕
芳しい香りの中、静かな道を進みます。
お世話になる宿に到着。
相方が選んでくれた宿。
お花が沢山咲くガーデンが素敵です。
荷ほどきを済ませてから
二人でスーパーに買い物へ行き、
夕飯と翌朝の食料品を買いに出ました。
イタリアでは当然イタリアンの外食が続き、
どれも絶品で美味しかったのですが、
少し胃が疲れたので今日は自炊日です。
お夕飯は私の仕事で、
翌日の朝ごはんは相方JOBです☺️
朝型の相方と、夜型の私。
上手に役割分担です。
お部屋の様子はこんな感じ。
緑に囲まれた心地よい環境でした。
もう一間、相方の寝室があり、
+ダイニングルーム+キッチン+洗面脱衣所と、
二人には十分すぎる広さ!の超快適物件でした🏡✨
ここに来るまでイタリアを、
ミラノ→クレモナ→ベネツィアと
短時間で結構な移動をして来たので、
この日は翌日への英気を養うため
ゆっくり和食でディナーをして、
ウィーン観光の下調べをしてから、
早めに床に就きました🌔💤
真っ先に、Zentralfriedhof ウィーン中央墓地へ。
翌朝、路面電車に乗り
Zentralfriedhof(ツェントラルフリードホフ)の
ウィーン中央墓地へ向かいます。
今回の旅のメインです。
ウィーンゆかりの音楽家をはじめ、
数多くの著名人が眠る広い墓地。
最寄りの停留所を降り、
お花屋さんで献花💐を拵えます。
そしていざ、墓地への入り口を抜けます。
ウィーンでは、馬は良く見かけます。
ここでも見られました。
この墓地は広大です。
市内に5箇所あった墓地を、
1874年、ひとつにまとめて開設されました。
そのため事前に地図を見て来たというのに、
「どこだどこだ?」と迷いながらテクテク😅
やがて「 ? あそこじゃない?」と
ベートーヴェンのお墓らしきものが遠目に…
ゆっくりと近づいて行きます。
だんだんと墓石の刻名が鮮明に見えて来ます。
着いた。
着いたのだ。
何だか
よくわからない感情がこみ上げて来ます。
お辞儀をし、
手を合わせ、
祈ります。
ルートヴィッヒ(ヴァン・ベートーヴェン)さんには
赤いカーネーションを手向けます。
ベートーヴェンのすぐ右に眠るのはシューベルト。
フランツ(シューベルト)さんにも
お辞儀をし、
手を合わせ、
黄色いカーネーションを手向けます。
路地を挟んでまたすぐ右側に、
ブラームスさんが眠ります。
ヨハネス(ブラームス)さんには、
赤白のマーブルのカーネーションを。
お辞儀。
そして合掌。
大好きな方々にいっぺんに会えてしまった
この気持ちを、何と書き表せばよいのでしょうか。
言葉にするのは難しいですが、
私の気持ちのキャパシティーは
完全に溢れてしまっていましたね。
色々な思いが攪拌されて、
それは整理のつかないものでした。
時間の関係で長居は出来ませんでしたが、
もう少し、ここに居たかったです。
必ずや、
またここに来ることを願って😉
お墓参りをして、
実感として得られたものがあります。
それは、
ベートーヴェンもシューベルトもブラームスも
みんな生きた生身の人間だったんだなぁ
ということ。
遠い国の会ったこともない人の、
作品には日頃よく触れている中で、
その作品の素晴らしさから
偉大さだけが脳内一人歩き。
肥大化した敬愛の念が
自分の中を支配してしまいがち😅な中、
この方々が人間であったことを忘れそうになる時があります。
ヨーロッパは土葬ですので、
お墓の前で「ここに眠っているのか…」と。
火葬文化の日本と比べて、
より現実的にお墓を感じられた部分があるかもしれません。
大変貴重で有意義なひとときでした。
お墓の位置関係はこんな感じ。
1分程度の動画に納めてみました。
もしご興味あればご覧ください。
※この旅行中に誕生日を迎えた我が弟に、
実は現地からこの動画を送ったのですが・・・
「姉ちゃん俺の誕生日に墓参り動画送って来た!」と、
後々家族の前でメチャクチャに笑われたのはここだけの話😅
そりゃ温度差ありますよね、ええ・・・笑
ウィーン街の中心へ。公園・広場・王宮・古楽器博物館・学友協会など巡ります。
ヨーロッパ旅行記、如何でしょうか?
ここで既に3,000文字を超えましたので、
続きは次回に持ち越すといたします。
次回は ウィーン中心部。
色々な所に行きました。
街歩きの様子をお伝えします。
どうぞお楽しみに☺️
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