【大切なこと】アンドラーシュ・シフの音楽にふれて。音楽は心の滋養だ。来日YouTubeユーチューブライブ配信@カジモト
こんにちは☀️
こんばんは🌛
ピアノの姜 愛玲(かん えりょん)です。
昨夜KAJIMOTOさんの企画で、
アンドラーシュ・シフからのメッセージとして
1時間のYoutubeライヴストリーミング配信がありました。
KAJIMOTO カジモト ピアノライヴストリーミング配信 アンドラーシュ シフ
KAJIMOTOさんは、
今月のマルタ・アルゲリッチとギドン・クレーメルの
バイオリン&ピアノデュオリサイタルを
主催されていた音楽事務所さんです。
残念ながらこの公演は中止となりましたが、
アンドラーシュ・シフさんの公演は
一部地域の中止はあるものの
東京と大阪では開催されます。
(オペラシティ初日は既に終演。)
http://www.kajimotomusic.com/jp/concert/k=736/
まずはこのような情勢で様々な意見がある中、
昨日のようなライヴストリーミング配信をして下さった
シフさんと、KAJIMOTOさん関係者様方に
心らのお礼を申し上げます。
何よりもまず、大変に音質が良かったです
KAJIMOTOさんの本気を目の当たりにした
関わった方々の並々ならぬ思いを感じた
こんな一言がぴったりです☺️
極上の調整が施されたスタインウェイに
細心の準備がなされたであろう集音・音響機材
この土台にシフさんの魔法がかかりました。
オンライン配信とは思えぬ(これは先入観かも)音響の素晴らしさでした。
シフさんのピアノは彼の人生そのもの
60余年のシフさんの人生が詰まった音楽の時間でした。
一日一日と、深いものを一層また一層と
積み上げて来られた
重みのようなずっしりした何かが
詰まった音楽から滲み、溢れ出る
そんなかけがえのない時間でした。
音楽を言葉で語るとき
それはいつも陳腐になります。
今も間違いなくそうですが、
書かずにはいられず書いています。
弾いてくださったのは、
バッハの平均律1巻1番
バルトークのロンド
ブラームスの間奏曲Op.118-2
ベートーヴェンのソナタ第26番「告別」
でした。
以下アーカイヴでご覧になれます。
20:50辺りから〜です。
シフさんへのインタビューもありました
「音楽がないと私には生きる意味がない。」
「今の状況では演奏会をやることには勇気がいる。信念をもち、細心の注意を払ってからやる。」
こんな言葉に始まり
「音楽は娯楽ではなくもっと深いもの」
「我々は何が本当に大切かを考えるときだ」
「全ての音に意味があるように、そしてそれが一人一人の役割を持つからこそ音楽が社会のように機能する如く、心を開いてみんなで取り組んでいくことが大切」
「思いやりと他人の立場に目を向けること」
「希望はある」
音楽だけでももう十分なのに、
その佇まいに始まり、
静かに、訥々と紡がれるこれらの言葉にも
胸に響くものをいただいた貴重な時間でした。
今後の音楽業界 – コンサートのかたちも変わって行くことでしょう
今回の新型コロナウイルス蔓延により
ウィーン国立歌劇場や
ベルリンフィルといった
名門までもが、どんどん
音楽のオンライン配信を始めています。
これまでもオンラインでの音楽配信や
レッスンはありましたが、
これを期に、間違いなく多くの普及が進むことでしょう。
世界がこれから進むであろう
変化の方向への加速的な移行が、
実現するとき・きっかけが来たという訳です。
いつでも状況に応じて
柔軟な変化を続けて行きたいと、
改めて感じた次第です。
と言う事で皆さん♪
ピアノもオンラインレッスンの時代です。
音楽は(スポーツや演劇も)不要不急の娯楽ではなく、むしろ我々の心のど真ん中の滋養です。
今の状況では短期的に止むを得ない事ですが、
音楽は、
人間が人間であるために不可欠な
エッセンス
(本質的要素・真髄)
です。
ですので皆さん、
どうか今日もよい音楽を。
お読みいただきありがとうございました☺️
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