【楽譜の読み方・弾き方を知って解釈を深めよう!】③アクセント(>)・テヌート(—)・fp・sf や rf
こんにちは☀️
こんばんは🌛
ピアノの姜 愛玲(かん えりょん)です。
今日のテーマは
アクセント・テヌート・fp・sf や rf
についてお話をしたいと思います。
アクセントは “>”
テヌートは “ー”
と、音符の真下や真上に記譜されますね。
アクセントは「その音をとくに強く」
テヌートは「音を保持して」と
大まかにはこんな説明がなされるかと思いますが、
両方に強調のニュアンスが必要です。
早速ですが皆さま、
以下の図をご覧くださいませ。
![](https://akpianoforte.com/wp-content/uploads/2020/06/20200624_165325-1024x255.jpg)
これらは全て、アクセント記号です。
どれも強調のニュアンスが求められます。
アクセントやテヌート以外にも
fp(フォルテピアノ)強く、直ちに音を弱めて
sf(スフォルツァンド)突然強いアクセントをつけて
rf(リンフォルツァンド)その音を急激に強める
とあります。
※出典:新音楽辞典(音楽之友社)
アクセント記号にも、いくつかの種類があるのですね。
これらの記号の意味は
どれも「その音を特に強く」ですが、
それぞれに別のニュアンスがあります。
だからこそ、こうして書き分けているのでしょう。
アクセントひとつ取って
これだけの種類があるのにも、
作曲家が其所其所でひとつずつ違う音が欲しくて、
何種類かのアクセントを書き分けたからですよね。
ひとつずつ違う音
・・・
そうですね
シャープな音で十分に保つ
とか
その部分の頂点として響かせて
とか
たっぷりと音を保って
とか…
色々な表現が出来ると思います。
オーケストラの楽器群が一斉に「ゥワァンッ」と響くニュアンスが感じ取れるfpがあったりもするし、
sfと同じ意味で捉えられがち(実際辞典には同じ意味で書かれています。)なrfだって、
その周辺全体を強調する意味で書かれることだってあります。
![](https://akpianoforte.com/wp-content/uploads/2020/06/20200624_174138-1024x768.jpg)
このように
アクセントにも色々ですが
ひとつひとつの記号に対する絶対的な弾き方、絶対的な意味というものはない
ということになります。
一人一人の想像力によって
全部異なった音色になるのです。
ですから、より創造的な演奏をするためにも
解釈
これを是非学んでいただければと思います。
解釈についてブログで書くことは
難しいですね…
何故ならそれは、
時代背景や様式による基本的で大まかなカタチはあれど
そこから先は、曲によってひとつずつ違うもの。
弾き手が変われば更にまた違っても来ます。
「私はこうだと思うけれど、貴方はどうかしら」
と時にディスカッションも必要です。
先ほど申し上げました
絶対的な弾き方や意味というものはない
に通じるものが、
解釈にもある
ということですね。
という訳で、
ここから先は、個人レッスンでお待ちしております☺️
今日もご覧いただきありがとうございました。
それでは明日も、よい音楽を♪