【ピアノの椅子】ってなんでもいいの?高さ・位置はどう調整する?中古・別のイスで代用は可?現役ピアノ講師がオススメを紹介♪

こんにちは☀
こんばんは☽
お疲れ様です💨

オーストリア在住ピアニスト えりょんです。

今日は、
ピアノの椅子のお話をしたいと思います。

「イス?」

「なんで?」

とお思いになる方、いらっしゃるかしら。

「イスなんて何でもいいんじゃないの?」

そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるかも。

皆さんの貴重なお時間を大切に
今日も結論から申し上げますが、

椅子、結構大事です。

大事。

め〜ちゃめちゃ大事。

何となく意識されてた方も、

これまであまり気にされて来なかった方も、

よろしければ少しだけお付き合いください😉

【ピアノ椅子の種類】

まずは現在日本でよく見られる
ピアノ椅子のタイプを、
ご紹介して参りましょう。

大きく3種類ございます。

トムソン椅子

Amazon | ピアノ椅子 背もたれタイプ 吉澤 Yoshizawa 5K (黒 ...

ピアノ椅子と言えば、
こちらを思い浮かべる方も
多いのではないでしょうか😊

代表格のトムソン椅子と呼ばれるタイプ。

背もたれ付きで安全
高さ調節がすぐに出来る1人掛けイス

軽くて普段使いの便利さから、
お子様から大人まで
オールマイティーで使われますね。

多くの奏者が短時間で交代する
ピアノ教室や、子供のコンクール、発表会など、
登場する機会が多いようにお見受けします。

3大メーカーのトムソン椅子

YMAHA、イトマサ、吉澤さんから
出ているトムソン椅子がこちら。

意外とお値段張るのにびっくりですが、
頻繁に行われる高さ調整等に耐久すべく、
しっかりした作りが必要なのでしょうね。

横長イス(ツマミ式・高さ無段階調節)

ピアニストおすすめのピアノ椅子5選【本革のものも! 】 | マイナビ ...

次にこちらもよく見かけるタイプでしょう。

もっとどっしり、
高級感ある作りのものもありますね。

先生のお部屋の椅子がこのタイプだったり、
発表会や演奏会の舞台で
これに座った経験のある方も多いのでは?

横長のフォルムに、
どっしりとしたクッションは安定感抜群。

十分な重さがあります。

この重さが、

ヘヴィーな曲でアクティヴになる上半身を
しっかりと支えてくれます。

トムソン椅子では お尻や体が痛い

そんな方は、
ご自身の演奏レベルに対して
椅子が合っていない可能性が。

実は椅子ひとつで、
場合によっては

体の支えや脱力体制を
カンタンに作れる

ということはあまり知られていない事実。

また生物学的に座位ー座る姿勢は
長時間となると、
健康に良くないことも知られていますよね。
とくに大人の方は今後の人生を考えて
土台から整えていきたいものです。
(ああやだやだ…とアラフォーの筆者であります😅)

気になる方は一度、
こちらの横長タイプをお使いになってみてください。

高さ調整は、
側面の「スリット」と呼ぶツマミを
クルクル回して行います。

たまたまですが、
私はピアノを始めたばかりの子供の頃から
オーストリアに渡るまでの間ずっと、
一貫してこのタイプに準ずるものを使用して来ました。

私が日本で使用していたイスがこちら。

イトマサ ITOMASA ピアノ椅子

先にご紹介したトムソン椅子の
半額以下というのが個人的に意外でした。
(トムソン椅子の方が安いと思っていました)

上半身をしっかり支えてくれる安心感、
これにはいつも助けられました。

8時間を超える長時間の練習などでも
腰や肩への負担が少ないです。

それからこちらは
同じイトマサさんから出ている
少しリーズナブルなモデル。
評価もかなり高めなので、試してみる価値ありかも。

横長イス(油圧レバー式・高さ無段階調節)

ショパン国際ピアノコンクールの【ピアノ椅子】が凄い!

さいごはこちら。

現在私がオーストリアの自宅で
使用しているタイプ。
アンデックスジンガーというメーカーのものを使っています。

高さ調整が油圧式で、
座った状態のまま
左右のレバーを引いて体重をかけると、
プシューっと低くなっていきます。

脚先と床の接地面積が
先述の2タイプより広く、
これにより
横長イスの安定性が更に高まります。

高低の調整も、
つまみを回すよりも速く出来ることから
国際コンクールなどでよく使用されますね。

クッションが少し前傾しているタイプもあり、
その傾斜で上半身の重みを
上手く使えるよう工夫されていたりします。

傾斜は「多め」「少なめ」の
2パターンから選ぶことが可能。

写真のように傾斜のないタイプもございます。

これに慣れると、

身体の重み(重力)をより味方に付けて
演奏出来るようになります。

慣れるまではインナーマッスルの訓練(笑)

このタイプ、確か日本では
2015年ショパン国際ピアノコンクールで
一躍話題になったかと記憶しています。

アジア人女性は比較的小柄な事もあり、
体重をかけても
なかなか一発で低くなってくれないことも
あったり😅
(実際ショパコンでも
 そんなコンテスタント、いらっしゃいましたね)

日本でこのタイプの椅子を買うとなると、
輸入価格で大変高価になる場合がほとんど。

加えて今は円安も相まって
120,000〜150,000円程してしまいます。

プロを目指すとか、よほどの本気組でない限りは
先ほどのイトマサさんで私は十分かと思います👍

それでも環境から整えたい!という方は、
西日本楽器さんのHIDRAU(イドラウ)が
比較的リーズナブルでおすすめです。
入荷が少なく人気が出てきているため、
品切れのこともありますが、
ご興味ある方はご覧になってみてください😉

ピアノプラザさんからは
リーズナブルなお値段で出ていますね。

と、大きく分けてこの3種が、
現在のピアノ椅子の主流と言えましょう。

そして
一度横長タイプの安定感に慣れてしまうと、
もうトムソン椅子には戻れない
というのが個人的感想です。

トムソン椅子は、
座る人がどんどん変わって行く様な
ピアノ教室のレッスンなどでは
非常に便利ですが、

座面が硬く、幅が無いため、
ある程度のレベルの曲を弾くには
体への負担が大きく、

もっと行くと演奏自体が困難なものになり得ます。

ちなみに私は
トムソン椅子で数時間練習すると、
腰を痛めてしまいます。(ただの歳では)

と、余談でした。

中古品や他の椅子で代用できる?

それから、
「中古品や別のイスで代用できるの?」
といったご質問もたまにお受けします。

これに関しては一言で、
「支えがしっかりしていて高さが合うなら代用は不可ではない」
と言えるでしょう。

上記判断が可能な場合に限り、
あくまで私個人の意見として申し上げます☺️

体を支え、
演奏を土台から作るためのイスですので、
十分ご考慮の上、ご判断くださいませね😉

【椅子の高さ】

それでは、

椅子に座ってさぁ練習♪

と、

チョット待った✋

適当な高さになっていますか?

もうかれこれ数日…いや数週間も、
同じ高さのまま、手付かずだったりしませんか?

ノンノン🤫

それは困った!

練習を始める前に、
椅子の高さをチェックするクセ、
これを機に是非、
付けていただければと思います😊

椅子の高さ・チェックの仕方

椅子に座って鍵盤に手を掛けた時、
鍵盤の平面と、腕が、
大体平行になる位の高さが丁度良いです。

人によってはもう少し高くても良いでしょう。

肘関節が少し鍵盤より上がるくらいが目安でしょうか。
逆(肘が鍵盤より低い)は基本オススメしません。

あ、グレン・グールド・・・彼は特別ですね😉

【椅子の位置】ピアノとの距離はどうしたら良い?

位置

高さが決まったら次は位置の確認です。

椅子に掛ける深さは半分程度。
半分より深すぎると
足の支えが利きにくくなり、
音も安定しにくくなってしまいます。

ピアノの演奏時に体重を支えるのは

①お尻(座骨)

②脚

足裏はしっかり床についているのが○。
ペダルを使う場合はかかとですね。
お尻と脚に上手く自然に体重が掛かるよう、
座る深さを調節しましょう。

距離

次にピアノと体の距離です。

これは深く考えるよりも、
実際弾いて行く中で丁度良い距離が
感覚的に分かってくるのではと思います。

遠いと当然打鍵がしにくいですし、
近いと視覚が上手く使えません。

演奏を横から見たときに、
胴体より少し前に肘関節が来る位の位置
肘の角度は120度ぐらいが目安

この辺が基本でしょうか。

ご参考までに、私の演奏時の写真を。

一番良いのは先生に見てもらうこと。

その上で、ご自分の感覚と相談しながら
良い位置を決められたらベストですね。

【まとめ】いつでも状況に応じて柔軟に

その日の体調や、弾く曲などで
変わってくる事もよくある

椅子の高さや位置。

「家でピアノを弾くのは自分だけだから」と、
一度設定した高さのまま放置していても、

横長椅子の場合、
日を追う毎に少しずつスリットが緩み
いつの間にか高さが変わってしまう
なんて事があります。

いつも体調や体の感覚に意識を注いで

都度、適切な椅子の高さ調整が出来れば

演奏が

根本から変わるかも

しれませんね😊

最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、今日もよい音楽を🍀

かんえりょんピアノ個人レッスンでは、

音楽的感性を無理なく自然に
「音」として表現するための
基本的な体の使いかた・奏法、

感性を育みそれを理論で紐解きながら
説得力をもって伝わる演奏をするための
根本的な指導をさせていただいております

2022年6月から、
音楽の都ウィーンのオーストリアに住んでいます。

日本からや、遠方の生徒さんは
オンラインレッスンを承ります。
現在ご受講者さんは小学生〜80歳代まで、
初心者〜音大・コンクール志望者さん等、レベル不問。
お陰様で有意義なひとときを過ごさせていただいております。

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もちろん喜んで承ります。皆さまそれぞれ、
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