【オーストリア移住】在留許可申請(ビザ)/必要書類と手順「私はこれをやりました」後編:オーストリア🇦🇹

ヴェルスの街中

こんにちは。
オーストリア・ヴェルス在住ピアニスト
かん えりょんです。

オーストリアに住むにあたり必要となった

在留許可 ー いわゆるビザ

※以下「ビザ」と記します。

の申請について、

[前編]日本編の続きで
[後編]オーストリア編をお送りいたします。

前編・後編ともに
自身の経験をありのままお話しています。

なかなか骨の折れる作業だったビザ申請。

どこか少しでも、
どなたかのご参考になりましたら幸いです。

今回も少し長い記事になりますので、
目次を作り、時系列で内容を綴りました。

ご興味ある部分からご覧いただければと思います。

はじめに

ヴェルスの街中

オーストリア在留許可の申請内容は、
州、在留許可の種類、申請者やその所在地
等により変わるものです。

以下すべてあくまで「私の場合」で、
内容はご参考程度にとどめていただき、
ご自身の申請内容については
直接、担当当局にご確認ください。

前編あらすじ

申請者本人である私、かん えりょんは
東京生まれ、東京育ちの
日本に永住資格を持つ韓国人。

夫は日本人で、
現在オーストリアで会社員をしています。

私もオーストリアに住むことを決めてから、

ビザ申請に関するリサーチと、
実際の書類集めまでを、

日本出国までに行いました。

詳しくはこちらをご覧ください。
↓ ↓ ↓

では以降、続きの
後編・オーストリア編 へ参りましょう。

認証翻訳を依頼

日本で書類の準備を終えてすぐ、
渡航のための航空券を手配。

航空券は早く買うほど安くなる

というのがありますが、
今回それが出来ません。
それでも出来るだけ早く手配します。

同時に、書類の認証翻訳を依頼しました。

日本で発行された日本語の書類を、
オーストリアの公的機関にそのまま提出することは、当然の事ながら出来ません。

またオーストリアの役所などの
公的機関に提出する書類は、
単なる翻訳ではなく認証翻訳が必要とされます。

夫がビザ申請時にお世話になった、
認定翻訳者さん にお願いすることにしました。

メールで依頼とやり取りをし、
受け取りは現地ウィーンにて。

この認定翻訳者さんに私は大変助けられまして、

今回のビザ申請の一部始終を振り返って、

改めて本当によくしていただいたと心より感謝しています。

在留許可申請のため、
オーストリア市役所に提出する書類の
認証翻訳をお願いしたい旨お伝えし、

以下の書類を依頼しました。

1.婚姻届記載事項証明書
2.婚姻届受理証明書
3.戸籍全部事項証明書(夫のもの)
4.出生届記載事項証明書
5.出生届受理証明書
6.外国人登録原票の写し
7.住民票
8.住民票除票
9.残高証明書

認証翻訳者さんは、
上記ひとまず全てお受け下さった上で、

ご自身が弁護士でないため
どの書類を申請で提出したらいいかは
言えないけれど、
以前の韓国人のお客様のケースや、
滞在許可の申請で重要と思われること、
など、

過去の事例やご自身のお考えから、
とりあえず翻訳する書類をご提案くださいました。

加えてオーストリアの申請時のあれこれ、
申請でもし不備が出た場合のことや、
どんな事なら申請で不利にならないか、
など、

翻訳者視点から
その後のアドバイスまで下さいました。

これには本当に気持ちが救われたのを、
今でも覚えています。

今までどこにも道標がない中、
まさに〝暗闇を彷徨う〟かのごとく
手探りで準備をして来まして、

このように指標というかアドバイスを
頂いたのが初めてだった訳です。

ということで、
認証翻訳者さんご提案のもと

2.婚姻届受理証明書
3.戸籍全部事項証明書
5.出生届受理証明書
7.住民票
9.残高証明書

ひとまずこの5つの翻訳をお願いしました。

これでもし不備が出て
別途必要な書類がでた場合は、
改めてまた作成すればよいだけ。とのことでした。

こうして認証翻訳の依頼が済み、

さぁ いよいよオーストリアへ渡航です。

いざ、オーストリアへ!

ウィーン・シュテファン大聖堂

日本で取得可能な、自分を証明できる

書類という書類は ほぼ全て(?!)

取得しました。

原本とコピーを大事に抱え、ウィーンへ。

コロナ禍で日本・オーストリア間の
直行便が運休していたこと、
ウクライナとロシアの戦争で
領空圏が飛行機の航路にも影響したこと、

これらを踏まえ、
今回はトルコのイスタンブールを経由する
乗り換え便で渡航しました。

ありがたい事に、飛行機は予定通り運航。

無事、ウィーンへ到着。
夫と10ヶ月ぶりの再会を果たしました。

早速、依頼した書類を受け取りに
翻訳士さんを訪ねます。
(長時間フライトで私は疲弊してしまい、代わりに夫が行ってくれました。)

翻訳書類を受け取り、
私たちの住まいであるヴェルスに着いたら、

次はこちらで揃える書類の準備にかかります。

夫の会社にも、協力をお願いする必要がありそうです。

住民票を取得

必要書類のうち、
まだ準備できていないものが、

連邦政府・移民プラットフォームページによると

・その場所で習慣的な宿泊施設の法的資格の証明
・健康保険の補償範囲の証明
・安全な生活の証明

まずは〝宿泊施設の証明〟= 住民票を取りに市役所へ行きます。

市役所へ行く前に、
大家さんに Meldezettel という、
日本語で〝居住申請用紙〟? なるものを発行してもらいます。

これは名前、契約した家の住所など、
個人情報の書かれた紙。

こちらは方々で電子化が進んでいます。
大家さんの署名付きMeldezettel を、
Eメールで即時発行していただきました。

空欄を自分で埋め、サインをします。

Meldezettel とパスポートを持って、
平日の朝一で市庁舎へ。

住民課エリアの待合室のような場所にある
番号札を抜き、呼ばれるまで待機。

自分の番号が呼ばれたら、
案内された部屋に行き、
パスポートと Meldezettel を見せて
住民票の発行を依頼します。

オーストリアに来て初めてのお役所やり取り。
大変緊張したのを覚えています。

申請中、窓口の女性に何やら聞かれましたが
聞き取れず、聞き返すと、
「オーストリアに来るの、何回目!?」
と、ドイツ語で大きな声で聞かれました。

こちらの方々は聞き返すと
声がとーっても大きくなります。
別に怒っている訳ではないそうですが、
来たばかりの私は怯むばかり(笑)

オーストリアには以前旅行で
1回来ておりましたので、
今回2回目ということを伝えると、

それ以外とくに質問はなく、
住民票はアッサリと取得できました。

これと合わせて忘れずに、
賃貸契約書も準備しておきます。
夫が家の契約時に交わしたものを、
申請日までに準備しておいてもらいました。

写真を撮る

次に申請用の写真を入手します。

夫や夫の友人は、
駅のスピード写真を提出したそうで、
私もそれに倣うことにしました。

駅の無人オートマ写真機で撮影をして終了です。

(これが後に一つ問題を引き起こします…)

夫の会社に協力を仰ぐ

次に必要なのが、

・健康保険の補償範囲の証明
・安全な生活の証明

です。

この2つは具体的に何を用意したらいいのか、
結局はっきりとは分かりませんでした。

生活の証明に関しては分からないながらも
ネット情報などを参考に、

・給与明細書
会社から頂いた物そのまま。

・銀行の利用明細
過去2ヶ月分。銀行のATMで簡単に入手可。

を用意しました。

健康保険に関しては夫が会社員なので、
私も会社の保険に入る形を
とる事になろうであろうと、
なんとなく予想がつきましたが…

ひとまず、夫の会社に相談です。

こちらの方々は仕事がとても早いです。
(個人的感想)

相談してから直ぐに、
リサーチと市庁舎へ問い合わせまでして下さり、
とんとん拍子にビザの申請日まで決まってしまいました。

「まだ書類全部揃ってない気がするけど…」

こんな私の心配をよそに、

「Kein Problem. Alles OK!😊」
「心配ないわ、全てOKよ!😊」

と会社の方に言われ、
申請当日もこの方が同行してくださるとの事でした。

※この会社の方、以下『M』さんとお呼びします。

ならばあとは申請日を待つのみ。

申請日までに、
日本から持って来た申請書に
しっかり記入をしておきます。
(Mさんもチェックしてくださいました)

申請日当日

ヴェルス市庁舎・居住新規申請窓口

トントン拍子にビザ申請日が決まり、

当日がやって来てしまいました。

まだ必要書類は全て揃っていません。

ということで、

Mさんにあのように言われても、
私としては不安しかありませんでした(笑)

ド緊張しながら市庁舎の居住新規申請窓口へ、
夫と、Mさんと向かいます。

約束の時間を過ぎて少し待ちます。

世間話をしている内に(私はカタコト)
「次の方〜」と、呼ばれます。

いよいよです。

Mさんは少し後ろで待機して下さっていて、
「ここにいて何かあればすぐ助けに行くからね。」と。

夫と一緒に申請室へと入ります。

担当の方は少し大柄な、お若く美しい女性。

「Grüss Gott!」(こんにちは)と、
こちらから笑顔で挨拶するも、
「どうぞ」と、一言だけ返ってきます。
一切の愛想はなく窓口へと通されます。

※こちらの方たちには、日本のような「営業スマイル」的なものはありません。そんな話もまたいずれ…

夫と二人、窓口に座り、
用意した書類を順に出して行きます。

まずは申請書(ほとんど喋れないので、これを見せて申請内容を伝えます笑)

次にパスポート、写真

・・・

写真を見た担当者さんの表情がすこし変わります。

何やら話かけられますが、分かりません。

直ぐにMさんがHelpに来てくれました。(早)

聞くと「スピード証明写真」ではダメとの事。

有人の写真屋さんで、店員さんに撮ってもらった証明写真でないといけない のだそうです。

そんなこと連邦政府HPには書いてなかった…

でも、ダメと言われればダメです。

続いて言われるままに、どんどん書類を出して行きます。

住民票、
婚姻届受理証明書、
出生届受理証明書、
ドイツ語A1合格証明書、

無犯罪証明書は自ら開封するよう促されました。
そういうもののようです。

夫の給与明細書と、銀行の利用明細書

担当者さんは次々と、書類をスキャン→コピーして行きます。

私が準備したコピーは、いつ提出するのかしら?
頭にハテナが浮かびます…

以降担当者さんとの会話はほぼ全て、
Mさんがして下さいました。

途中、唯一聞き取れたのは、
「Haben Sie Kinder ?」= 子供はいますか?
だけでした。(笑…っている場合ではない)

担当者さんとMさんが
色々とひとしきり話し終えた末、

追加の書類を揃えて
改めてまた来るように
との事でした。

結局、私が日本から用意した
コピーは提出しませんでした。
(こういうところが、州や人などにより異なるのだと思います。くれぐれも、私のこのケースはご参考までに。)

部屋を後にする頃には
窓口の方もすっかり笑顔になっていて、
申請をスムーズにしてくれた
Mさんには本当に感謝でした。

もしドイツ語レベルが不十分な
私たち夫婦だけでの申請だったら…
と考えるとゾッとします。

最後に別の部屋で、
指紋採取と申請料の140ユーロを払って
今日の申請は終わりです。

4つの追加書類

Mさんによると、
追加書類(不備)は、

・neue Fotos vom Fotograf
・Auszug KSV von R(夫)
・Auszug Finanzamt – R(夫) hat keine Rückstände
・Bestätigung ÖGK

訳すと、
・カメラマンからの 新しい写真
・R(夫)の KSVの確認書
・夫に借金・滞納が無いという 税務署の確認書
・健康保険 ÖGKの確認書

です。

新しい写真は、帰りの足でそのまま撮りに行きました。

KSVとは、オーストリアの信用保護協会の事。
データ収集民間企業で、ローンや分割の有無など
個人支払能力の確認書を、
ここで出すことができるようです。
会社に依頼し、夫のものを出していただきます。

税務署の確認書について。
オーストリアの税金関係は、
ほとんどの人がFinannzonlineという
サイトで管理しているそうで、
夫もそこに登録し、確認書を出す必要があるそう。
これは夫にお願いします。

ÖGKとは、法定健康保険の事。
オーストリアで生活する人は
健康保険への加入が必須で、
基本的に法定健康保険に強制加入となるようです。
夫は会社員でこれに当てはまり、
すでに加入しています。
配偶者である私も加入が必要です。
平日に健康保険の窓口に行き、
今回ビザの申請をしたので保険所からの確認書が欲しい旨、話しに行く必要があります。

と、申請日当日は
ここまで調べたところで終わりました。

書類 × ドイツ語 × 見知らぬ方との慣れないシチュエーション × これまで時間と労力かけて準備して来た事の一旦の解決

色々なことが重なり疲れたのか、
私はこの夜ナゾの発熱をしました。(笑)

身の縮む思いだった保険所での話

健康保険の確認書をもらいに、
保険所窓口に行った時の出来事について。

窓口には恰幅の良い中年のおばさま。
ガラガラで、辺りに人は私しかいないのに、
近づいて行く私には見向きもしません。

パスポートを見せて
カタコトで必死に事情を説明するも、
その女性には理解してもらえず、

「はぁ?」と、ものすごい形相で睨みつけられます。
(私には睨まれたように見えた)

すっかり怯みましたが、
気を保ち必死に再度説明。

今度は少し理解してもらえたようで、
「この用紙に書いて。向こうで書いてよ!」
と申請用紙を渡され、
反対側のデスクの方へ突っぱねられます。

向かい側のデスクで用紙に記入。
ここで間違えてしまい、再度女性の所へ行き
もう一枚くださいと頼みます。

すると、
もんのっすごぉ〜〜〜い形相で
睨みつけられ、
「ハァ〜〜〜!」と溜息までプラス。

もう一枚目の紙を投げつけるように渡されました。

と、ここまで書きながら、
その時の気分を思い出してしまいました。

なんでそこまでされなきゃいけない訳?
と、思わず私の方も
キッとなってしまったのを覚えています。

オーストリアは移民のとても多い国です。
しかし、いえ、だからこそなのかもしれません。

ドイツ語が喋れないということは、
お役所関係とのやり取りを本当に厳しくするのだと。

ドイツ語が話せないだけで、
いや「だけで」ではないのでしょう。
皆さん本当〜〜に厳しいお顔をされます。

話に聞いていた内容や自分の経験、
これら照らし合わせて実感した出来事でした。

窓口では、
・パスポート
・申請用紙
・住民票
・婚姻届受理証明書
を提出。

あとは一週間後くらいに送られてくる
確認書を市庁舎に提出してね、との事でした。
(申請書がちゃんと書け、提出書類も揃うと対応は普通になります笑)

そしておばさまの言う通り、
確認書は翌週に届きました。ホッ。

追加書類の提出

追加書類を揃えた段階で、
Mさんが市庁舎へ
追加申請の予約を取ってくれました。

予約した日時通りに窓口に行くと…

担当者さんはいらっしゃらず。

どうしよう、と思っていると

隣のデスクの女性が話しかけてくれました。

「今日、追加書類提出の予約をしてある」
と話すと、パスポートの提示を求められます。
そしてPCで調べてくださるも、

「あなたの予約はないわ。またね。」
と、突っぱねられてしまいます。

「そんなはずはない。
Mという〇〇会社の者が連絡して予約したはず。
僕はそこの社員で今日は妻の申請です。」
と、夫が説明。

するとまたPCを調べてくださり、
(お顔はここまで終始仏頂面)

「あら、あったわ。
持って来た書類を出して。」と、初の笑顔。(笑)

準備した4つの追加書類を全て提出すると
「OK。これで全ておわりよ。」と言われます。

どうやら帰って良いそうです。

部屋を後にする前に、
「ビザを受け取れるとしたらいつ頃になりますか?」
と、ダメ元で質問。

やはり答えは、
「それは分からないの。
 あなたはビザなしでオーストリアに
 滞在できるのが90日ね。
 もしその間にビザが下りなければ、
 帰国して結果を待つことになるわ。」

との事でした。
(ちなみにこのセリフは連邦政府HPに書いてある事と同じ)

代わりに担当してくださったこの方にお礼を述べ、
市庁舎をあとにします。

さて、これで
今回の在留許可申請(ビザ)に関する
書類提出の全てが終わりました。

この時点でビザが下りた訳ではありませんが、

もう本当に、心の底からホッとしました。

もしかしたらこんな気持ちになったのは、
〇十年生きてきて初めてかもしれません。

それくらい、

『肩の荷が下りた』

そんな気分だったのを覚えています。

あとは結果を待つのみです。

この日の夜ばかりは、夫と二人
シャンパンでささやかに乾杯をしました🥂

(この日は発熱しませんでした😂)

市庁舎から連絡が来る

追加の申請までの全てを終えたのが6月9日。

市庁舎から電話が来たのは6月17日。

出ると「あなたのビザが出来たわよ」との事。

何と、申請完了から8日後にビザ発行です。

思った以上に早くて喜び、
思わず「早いですね!」と言ってしまった程。

「〇〇日の〇〇時にパスポートと20ユーロを持って部屋番号22に来てね!」

と、言われます。

そうです。日時が聞き取れません。

何度か聞き返し、
6月21日が受取日というのは分かりました。

更に数回聞き直した結果、
電話口の女性はもう耳が千切れんばかりの大声になったので、
これはもう分からない!と諦め、電話を切りました(笑)

ビザが下りたよ〜!😆

早速、仕事中の夫に報告。

とても喜んでくれました。

不明なままの時間ですが、
私は12:30と聞こえたような気がしたのですが、

夫曰く、その時間はお昼休憩の可能性大との事。

夫アドバイスのもと、
当日朝イチで行ってみる事にしました。

朝イチでだめなら、その後のいずれか。
その時また聞けばいい。と夫談。(ナルホド笑)

ビザ受け取りの日

という訳で、
受取日当日は、朝イチで市庁舎へ。

9時に22番窓口に入り、
「今日ビザを受け取る予定で約束をしています。」
と、窓口の女性に話します。

落ち着いた、オトナカッコいい、
優しい眼差しの女性に
「パスポートを見せて」と言われ提出。

PCをチェックしてくれ、
「エリョン・カン、確かに今日ね。
 ・・・??
 でもあまりに早すぎるわ!
 あなたの約束は14:30みたい!😆」と、
カラッとした笑顔で教えてくれました。

対応が優しかったのと、

14:30というコトバ。待ってました。

今度こそ、もう聞き逃しません。

「あ、私間違えましたか? OKまた後で来ます!」と、
何食わぬ顔でサクッと退場します。(笑)

そして再び何食わぬ顔で14:30に市庁舎へ。

今度こそ22番窓口でビザを貰います。(キリっ

窓口では、パスポートと20ユーロを渡し、
係の方に言われたところに
ボールペンでサインをしたら、

「ハイ、これがあなたのビザよ。」
と、カード式の滞在許可証を手渡されます。

「ありがとう。とても嬉しいです。」
と、ここでも感激して気持ちを述べてしまいました。

本当に、嬉しかったですね。

お部屋を出てすぐの所に椅子があったのですが、
そこに座り、しばらくビザを眺めてました(笑)

と、ここまでが、
私の外国での 初・滞在許可証取得 までの一連です。

前編・後編と2記事にわたり、
長々お付き合いいただき有難うございました。

【まとめ・必要書類】

前編での3つの理由から、
日本で取得可能な書類はほぼ全て取得し、
渡航→ビザ申請と終えた訳ですが、

最終的に必要だった書類を、
自身の覚え書きとしても
以下まとめてみたいと思います。

私が揃えたもの

・有効なパスポート
・現地の有人写真店による申請用写真
・出生届受理証明書(アポスティーユ→認証翻訳)
・婚姻届受理証明書(アポスティーユ→認証翻訳)
・渡航証明書
(申請当日まで開封不可の為アポスティーユのみ)
・ドイツ語資格A1証明書
・オーストリアの住民票
・ÖGKの確認書

夫が揃えたもの

・給与明細書
・銀行の取引明細書
・KSVの確認書
・税務署の確認書
・賃貸契約書

【まとめ・振り返って】

夕暮れ時のヴェルス街中

自分の場合、

・移住を割と急に決めたこと
・出生時と現在の国籍のちがい
・コロナ禍に戦争が加わり
  人流・物流ともに困難を極めた
・自身のケースで得られる情報が少なかった

これらの理由と、
何より自身の勉強不足(!)により

個人的に今回の申請は、
とくに労力を要するものだったと
振り返って改めて感じます。

一度申請が通れば、
次の更新はそれに比べ遥かに楽だと、
こちら移住のお知り合いさんのおハナシ。

私自身、次回の更新に向け、
今回の記事はよい覚書きになりました。

どこか少しでも、
どなたかのご参考になりましたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました😊

それでは、今日もよい音楽を🍀