【ピアノが上手くなるには】連弾をしよう!なぜ連弾はおすすめなの?連弾をする意味と4つのメリット

こんにちは☀️
こんばんは🌛
お疲れ様です😊

オーストリア在住ピアニストの
かん えりょんです。

本日のテーマは〝連弾〟です。

連弾、皆さんはなさった事がありますか?

連弾、
思い返せば私は小学校低学年の頃から
先生や母親と、
また教室の発表会やイベントなどでは、
生徒さんたちとも親しんで来ました。

人と一緒に演奏をすることで、
ただ純粋に音楽を楽しむことの
歓びを教えてくれたのが連弾でした。

当時はソロと比べて
連弾の方が格段に楽しく😅、
合わせのひとときをとても楽しみに、
また大切に過ごしたのを覚えています。

そんな思い出の詰まった連弾。

実は連弾って、
ピアノの上達に ものすご〜く効果があるの、

ご存知ですか?

ソロと比べ肩の力を抜いて楽しめる曲も多く、
誰かと一緒に演奏するため、
和気あいあいとしたイメージさえある連弾ですが、

連弾の良い部分をフルに生かして

ピアノ上達の手段として

大いに活用することが出来るんです

となれば・・・

コレを上手く利用しない手はありませんよね☺️

では具体的に、
どのように利用するのでしょうか?

連弾を上達のために上手く利用するコツと、
そこで得られる連弾のメリットを、ご紹介して行きます。

連弾をしよう♪連弾は初心者さん・初級者さんほど有効な上達法。

連弾は、
初心者さんや初級者さんほど
ぜひ沢山経験して欲しいものです。

というのも、

人と一緒に弾く事で
身に付けるには時間の掛かるテクニックを
ショートカットで体験&習得出来るからです。

【最大のコツ】 自分より上手な人と連弾をする

最も重要なコツは、
自分より演奏レベルの高い人と連弾をすることです。

身近でやりやすい例ですと、
やはり先生との連弾でしょうか。

お相手の演奏レベルは
高いほど効果的でしょう。

先生に連弾を申し込み、
「手加減なしでお願いします」と一言添えれば、
良い体験が出来るかもしれません☺️

理由と、そこから得られるメリットを4つ上げて行きましょう。

メリット1️⃣ 音楽の呼吸=息づかいを学べる

音楽には「呼吸」というものがあります。

この「呼吸」がない演奏は、
音を一定の時間感覚の中に
ただ並べただけの極めて単調なものとなり、
聴き手に息苦しさを与えるものとなってしまいます。

歌い手さんの歌に自然な呼吸があるように

フルートやオーボエ、クラリネットの演奏に
直に呼吸を感じられるように

ピアノも「呼吸」という
時間の膨張と収縮のなかで
生きた音楽を奏でることが大切です。

上手な人と一緒に弾くと、
この音楽の「呼吸」
いち早く学び、感じることが出来るのです。

メリット2️⃣ 響きのバランス感覚が養える

ピアノが上手い人と一緒に弾くと、
自分の演奏に響きが足りなかったり、
薄かったりと、改善すべき部分に
耳が瞬時に気付けることが多いです。

それは
お相手が楽器の鳴らし方をわきまえていて、
曲のなかで適切な響きを都度
耳で整えながら弾き進めることが出来る中、

自分の音との間に響きの差が生まれるから。

上手な人と演奏をすると、
そこで作られた響きの中で
自分が出す音を都度変えて行く事になります。

この「響き」「音の密度」の調節は、
一人で弾いていては具体的な着地点…
イメージとでも言いましょうか…
これらを想像しにくいため、難しいです。

もちろん、連弾ではない
ソロ演奏の個人レッスンで
先生がお手本を見せ(聴かせ)つつ
具体的に指導する事は可能です。

がしかし。

あくまでソロ曲なので
2人同時に演奏とは行きません。

やはり2人の音を
同時に鳴らして
比べることの出来る環境
これはとても有益だということです。

メリット3️⃣ ソロより規模の大きな音楽が出来る

連弾をすると、
単純に鳴る音の総数が増えます。

ソロで得られる音数とは違い、

4本の手で厚みのある響きを
作り出せることになります。

重厚な響きで
楽器を存分に鳴らした音楽を奏でることは、

のちに

コンチェルト(協奏曲)や
室内楽に触れる際の

何より貴重なお耳のトレーニングになります。

演奏の世界が広がる可能性を
大いに秘めている

ということですね😊

「私は協奏曲なんて弾かないし
 室内楽もやらないから」

と、連弾の機会を逃してしまっては大きな損失。

規模の大きな音楽に触れる事で、
ソロの演奏時にも「余裕」というモノが
生まれますよ☺️

レベル10の人がレベル3の音楽を奏でるのと

レベル3の人がレベル3の音楽を奏でるのとでは

余裕に大きな差がありますよね。

大は小を兼ねる

とはまさにこの事ですね。

メリット4️⃣ ソロでは得られない歓びを体験できる

これは是非、
実際に連弾をするなかで
経験していただきたいものです。

人と音楽をするよろこび

この経験は、心を豊かに彩ってくれます。

実際、わたし自身がそうでした。

子供の頃は先生や、母親と。

発表会やクリスマス会では門下生たちと。

学生時代は
バイオリンと室内楽や、2台ピアノで。
(あ、これは連弾ではなかった😅)

大人になってからも、
バイオリンDUOや室内楽で
人と一緒に演奏を続けております。

ピアノは他の楽器と比べて
一人で演奏する機会が圧倒的に多く、

そんな「ソロ」自体を
私自身好んでいたりもするのですが、

やはり人と弾くのは良いですよ☺️

お互いに、相手の音や音楽の息遣いを
注意深く感じながら、
その場その場で協力して作り上げる音楽。

機会があれば、

いえ、

ぜひ機会を作って

積極的に連弾をされることをオススメします♪

それでは、今日もよい音楽を。
最後までお読みいただきありがとうございました😊

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