【落ち込んだ時の対処法】演奏家って普段 自分のメンタルとどう向き合ってるの?!心の回復方法と整え方についてお話します😉
こんにちは☀️
こんばんは🌙
お疲れ様です💨
オーストリア在住ピアニストの
かん えりょんです。
今日はすこし、
いつもと違ったジャンルのタイトルを。
音楽家・演奏家のメンタル事情
こちらについてお話してみたいと思います。
もしかしたら、
普段お耳にする機会って
なかなか無いのではないでしょうか。
芸術を探求する演奏家のココロは繊細…✨
繊細でなければきっと、
芸術に携わるのは難しいでしょうね。
演奏家の皆さんは、
ご自分のデリケートな心と
日頃どの様に向き合っているのでしょう。
書き始めながら私自身、
「今回は皆さんに、
より心を開いて
お話することになりそうだわ」と、
少々、襟を正しております。
試験やコンクール前、
発表会などでも構いません。
人前で演奏をする前に
どうしてもデリケートになってしまう
気持ちのコントロール
こんな視点からも、
少しでも参考にしていただける部分が
あれば良いなと思いながら、
書き進めて行こうと思います。
よろしければこちらの記事も、
ご参考にされてみてください。
↓ ↓ ↓
では今日の本題へ、早速参りましょう!
音楽家・演奏家のメンタルについて
音楽家・演奏家のメンタルは至極繊細!
これは言うまでもないお話ですが、
音楽家や演奏家のココロ(メンタル)って
実は結構デリケートです。
それもそのはず。
私が専門としている
西洋クラシック音楽について
お話させていただくとしますと、
取り扱う「音楽」を書いた
人
作曲家👨👩🎹✨
この方たちが、
かなりの
繊細人間
だったりします。
例えば ショパン。
彼は非常に繊細な心の持ち主で、
晩年(39歳没)にはうつ病を発症
していたのではないかと言われています。
そして シューマン。
彼は晩年精神を病み、
ライン川で投身自殺未遂を図ったことが
知られていますね。
それから チャイコフスキー。
彼は同性愛のホモセクシャルであったと
言われています。
また ベートーヴェンやブラームス は、
当時にしては長生きしたにも関わらず、
その生涯で一度も結婚をしませんでした。
勿論ですが、
うつ病であるからとか、
同性愛者であるからとか、
誰とも結婚をしないからとか、
そのような事実一点のみで
その人を表面的に語るつもりは
これっきりもございません。
しかし、あくまでこのような事実から、
彼らのデリケートで繊細な精神の一端が
ほんの少し、
窺い知れるような気がする
私個人の、
ほんの小さな憶測
そんな風に受け取っていただければと。
彼らがどれだけ感受性に溢れ、
繊細な精神の持ち主であったか
そしてそれを音楽にする
叡智を持ち合わせていたかは
彼らの音楽に触れれば明らかです。
彼らの音楽は人類の宝。
地球の奇跡。
日頃からこれに触れて、
皆さまと共有させていただける
自分の人生を、
心から幸せに思います😌
さて、
そんな偉人たちの遺産と
日々向き合う私たち演奏家・音楽家。
我々も、
多少なりと繊細な心の持ち主でないと、
演奏表現において
彼らの精神に近づくことすらままなりません。
というわけで我々も、
多少なりと繊細でなきゃ
やって行けないのです
この世界。
そんな訳で、😅
今日は私個人の身体的特徴も交えつつ、
演奏家や音楽家にはよくあるであろう
いくつかの特徴から、お話して参ります。
そもそも体が丈夫でない人、多いです
これは割とすんなり、
お分かりいただけるのではないでしょうか。
あまり体が丈夫でなく病気がちだったり、
体力旺盛とは言い難く、ちょっと貧弱そう…
とか、
普段の声の大きさや、
動きの活発さなどから、
何となく気がつくと思いますが、
私に関して言うと、
まず色白で、それが何処となくひ弱そう ?!(笑)
激しい運動や活発な動きは苦手など。
体力弱めな方、比較的多いかと思います。
外部の刺激に過敏な人も
お次はこちら。
私の話をするならば、
大きな音や強い光などが苦手です。
具体的には
電車の中、街の人混み、
狭いレッスン室で鳴る楽器の音、
光々とした部屋の明かりなど、
聴覚的・視覚的な強い情報はすこし苦手。
移動に耳栓は欠かせないし、
自宅の部屋の明かりは比較的暗めです。
音楽仲間にも、
蛍光灯を使わない人や、いつも耳栓の人など、
似た様な感じの方も結構いらっしゃいます。
感受性ゆえに心に影響を受けやすい
そしてこちら。
日常的に、
接するコトやモノから多くを感じ、
とにかく色々と受け取り過ぎてしまう
最近よくテレビやYouTubeなどで
取り沙汰されている
繊細さん(HSP)
これ、音楽家なんて基本
みんなそうでしょ?
なんて思ったりもします。(笑)
アップ&ダウンするメンタルのコントロール方法
どうして先に、
身体的特徴から
お話したかと申しますと、
体が心の状態を作る
と言えるからなのです。
そしてこのように、
そもそもの体の状態が
日常的にイマイチ
こんな演奏家・音楽家って
結構普通に存在して、
世の中といわゆる「普通」に接して行くために
日頃から
自分の心(メンタル)と
うまく向き合って
コントロールする
術
これを身につけている人、
多いです。
自分も勿論そうですし、
聞くと周りもやはりそうとのこと。
演奏家・音楽家にとって
自身の心(メンタル)と
いかに上手く付き合うか
これは避けては通れない問題かと。
でないと基本、
毎日精神不調?!
こんな人と関わるの嫌だ〜
と、自分でも思います。(笑)
では具体的に
体の状態からくるココロの不調や、
そうでなくても
ショックで落ち込んでしまった時や、
悩んで元気がなくなってしまった時に、
自分が何をやって
全快✨に持って行くか
ここをお話して行きますね。
まず、落ち込んだ自分をそのまま受け入れる
落ち込んでしまったときや、
元気がなくなってしまったとき、
何となく調子が出ないな〜なんて時に、
「これじゃダメだ」と、
無理矢理にでも頑張ろうとしたり、
今の状態を知らんぷりして
やるべき事を何としてもこなそうとする
こんな風に心に蓋をしていては、
いつしか糸がプッツン切れてしまいます。
私は落ち込んだりした場合、まず
その状態をしっかりと受け入れる事から始めます。
これは私の場合ですが、
思い返してみると、
大抵何かしら
原因となる理由に思い当たります。
すると、
「だから私こんなに落ち込んでるのか」
「元気が出ないのも無理ないよね」
「そんなの調子が出なくて当然よね」
と、
自分の状態を理解し、
受け入れられるようになります。
落ち込んだ精神状態を
何とかしようとするのではなく、
ただ受容する。
これが出来ると心が大分楽になります。
「それは大変だよね、うんうんそうだよね」
と、自分で自分にヨシヨシしてあげる感じです😉💕
食べる・動く・寝るをしっかり
落ち込んだ状態を
理解して受け入れたら、
次は体をしっかり休めます。
大抵は疲れやストレス、
十分な睡眠の不足や
ちょっとした生活リズムの乱れ、
体調の変化や調子によって、
引き起こされている不調だったりします。
美味しいものや好きなものを沢山食べたり
運動や散歩をして体を動かしたり
家族や友人たちとゆっくり過ごしたり
時には一日中ダラダラしても、
気の済むまで寝て過ごす日が
あっても良いと思います。
心より先に体を休めて、
HPを全快にする事に全力を注ぎます。(ドラクエ…
落ち込んだ原因から離れてみる
そうして過ごす中で、
気分を落ち込ませた原因から
出来るだけ離れてみることです。
対処しようとか、解決しようとか、
考えれば考えるほど、
心の健康からは遠ざかるように思います。
自分にストレスを与えたものから
出来るだけ離れる。
例えば、
今日は一つの例として、
「本番で失敗してもう演奏が嫌だ!」
となってしまったとしましょう。
それならば、
もうしばらくピアノには触れない。
これをやってみる訳です。
薄々気づいた方もいらっしゃるかな?
はい、そうです。
これはある意味
逃げること。
私、逃げてもいいと思っています。
嫌ならやめればいい。
無理にやる必要のある事
やらねばならない事など
どこにもありません。
今はとりあえず、離れましょう。
他事をしたりして時間を経過させる
こうしてHPの回復を図りつつ、
落ち込んだ原因からしばらく離れ、
気分転換に他に好きなことをしたりして
日々過ごしていくうちに、
あれれ?
不思議なことに、
「そろそろ弾いて見ようかな」
なんて気分になることがあります。
本当に不思議です。
あんなに嫌だったのに何故?
と自分でもびっくり。
でもこれこそが、
心が回復した証。
こう思えるまでには
それなりの時間が必要だったりしますが、
逆に言えば、
心の回復には必要な時間だったという事。
自然に、自発的に、気持ちが湧き出るまでは、
無理に何かしようとせず、
とにかく離れ続けて他ごとをして過ごします😉
【まとめ】回復法・整え方は至ってシンプル。無理に立ち直ろうとしない。
いかがでしたか?
「なぁんだ、意外と普通だったな。」
なんて、思われたりしましたか?☺️
落ち込んだ自分を受け入れて
生活を整えながら
その間原因からは完全に離れて
時間の経過と共に自然な回復を待つ
これが今のところの私の方法です。
大体のことはコレで乗り切れています。
何か魔法のような、
とっておきの「秘訣」
みたいな方法ではなかったかもしれませんね。
だって私も
人間だもの。
と、何処かで聞いたことのあるフレーズで、
今日の締めくくりとさせていただきます。
どこか少しでも、
ご参考になりましたら幸いです。
それでは今日もよい音楽を。
いつもご覧いただきありがとうございます☺️
- ●Blog (134)
- ●YouTube (201)
- ●お知らせ (10)