【怖い!失敗したくない!手が震える!指が動かない!忘れる!】ステージに強い人になるためのピアノ本番前練習方法10カ条♪

こんにちは☀️
こんばんは🌛
お疲れ様です💨
オーストリア在住ピアニスト
かん えりょんです。

本日はピアノの本番前の
具体的な練習方法について
お話したいと思います。

この10カ条は、
実際に私がやっている方法でもあります。

試験、コンクール、演奏会、発表会など

ピアノ演奏でステージに立つ方のご参考に
少しでもなれば幸いです☺️

〈この記事を書いている人のこと👩🎹〉

  • 国内音楽大学卒業(受験・卒試等の演奏試験経験あり)
  • 国内・国外コンクール、オーディション出場・受賞経験あり
  • リサイタル、コンサート、コンクール伴奏、室内楽など、演奏を仕事としている

こちらの記事と併せて
お読みいただく事をオススメします☺️
↓ ↓ ↓

では本題へ参りましょう。

【怖い!失敗したくない!手が震える!指が動かない!忘れる!】ステージに強い人になるためのピアノ本番前練習方法10カ条♪

1.自分の演奏を録音して改善点をノートに記録する

私の練習ノートとレコーダー

ちょっと恥ずかしいですが、
私の練習ノートとレコーダーを
公開したいと思います。

是非、ご自分の演奏を録音してみてください。

「弾く」作業から離れ
「聴く」に徹することが出来ますので、

多くの事に気付けます。

私のこの練習ノートは、
自分が分かれば良いだけのための記録ですので
少し分かりにくいかもしれませんが、
このように改善点を出来るだけ細かく書いて行きます。

そしてこれを見ながら練習します。

2.ホールを借りてリハーサルをする

お家での練習と、
ホールでの練習は、
同じ練習でも全く違う環境です。

たとえ練習でも、

ホールの舞台のピアノで弾く

これだけでとても緊張すること、
なさった事のある方はお分かりですよね。

また空間を通して得られる響きにも
大きな違いがあります。

ホール練習では、
音は客席に飛んで行きます。
自分の耳にはあまり響いてきません。

その中でどのようにして
音楽を空間に満たしていくのか

ここ、かなり重要です。

是非、ホールを借りて練習なさってください。

練習のために借りられるホール、
いくつもありますよ☺️

3.「場」を作って人に聴いてもらう

これも緊張対策にはかなり有効です。

「敢えて」聴いてもらう「場」を作って
人前で弾くことをやってみてください。

できれば自宅以外の別の場所が望ましいです。

スタジオや練習室を借りて、
ご友人やご家族、お仲間を呼んで
「プレ本番」をやってみましょう。

私のとある知人(ピアニスト)は、
ご自身のリサイタル1ヶ月前には必ず、
小さなサロンを使ってミニ演奏会を開きます。
そこでリサイタルで弾く曲の大半を演奏しています。

4.寝起きや寝る直前に通して弾く

これは集中力の練習です。

寝起きや就寝前は、
頭がボーッとしていて明晰ではありません。

指もまだよく動きません。

その状態で敢えて弾いて見てください。

色々な「アラ」に気付けるかと思います。

この状態で「アラ」が無く弾けるのが理想的ですね。

と、言うのはカンタンです☺️

5.お水仕事の後など、手が冷えている状態で通して弾く

皆さん、

本番前に

ホッカイロ

使ったこと、ありませんか?

私は必需品です。

冬はこれ無しに本番を迎えられません(笑)

ですがいくらカイロで手指を温めても、
舞台で弾き始めたとたん、

みるみるうちに冷え冷え〜✋❄️

なんて状態になってしまう方も
少なくないようです。

※私はこれはあまり気にしたことがありません。
 弾き始めると曲に集中してしまうためです。

ですので事前に、

手が冷えた状態で練習しておく

これを是非やっておいてくださいね。

6.電車の中で脳内演奏する

これは暗譜の練習です。

ピアノの鍵盤そのものと、
そこで指を動かす(弾く)作業から、

離れて

頭の中でどれだけ弾けるか

これを試してみましょう。

視覚と感覚と聴覚を切り離した状態で
どれだけ音楽を理解しているかの確認です。

頭がわかっている曲は指も動きます。

これをすると、自分がいかに

感覚に頼って弾いているかが分かります。

私は電車で移動することが多いので
電車内で脳内演奏をすることが多いですが、

お風呂の中
お散歩しながら
お部屋でリラックスしながら

でもOKです。

車の運転中にだけは、やめてくださいね☺️

7.写譜する

これはとっておきの方法です。

やったことあるよって方、
ほとんどいらっしゃらないのでは…?

ここぞと言う時の本番では、
私はこれをします。

確実に暗譜したい

絶対にはずせない本番

先ほどの 6️⃣ を更に強化する方法です。

全ての音を、頭の中だけでなく
自分の手で書いて楽譜にしてみる。
正確にアウトプット出来るかの確認です。

実はこの方法、
一度、生徒さんにもさせてみたことがあります☺️

今思えば、かなりのスパルタだったと思います(笑)

ですがその子、本番で見事確実な演奏をしました。

頭の中の譜が確実であればある程、
だからこそ安心して譜から離れる事が出来、
結果音楽で自由になれる幅が広がるのだと思います。

こんな理想的な本番を迎えるための

修行

なのかもしれませんね☺️

8.譜面台を取って練習する

これは視覚と聴覚の練習です。

この写真は楽譜が置いてありますが、
本番が近くなったらこれも取りましょう。

まず視界が大きく変わるのと

次に楽器から耳に届く音が変わること

この2つに慣れるための練習です。

出来るだけ本番と同じ景色で
出来るだけ自分の音を聴きながら…🎹

この譜面台を取った練習、
私は大好き💕です。

曲は仕上がって来ているし、
響きを存分に聴いて感じながら
練習が出来るので、
私はこの時期の練習が一番楽しいです。

9.本番と同じ装いで練習する

このヒールの高さ、ユジャ・ワンを彷彿とさせますね

これはとても大切です。

私も必ず行います。

しっかりした本番ですと、
女性はドレスが多いでしょうか?

何であれ、本番の衣装と
靴(←これまた本当に大切)で
練習してみましょう。

毎日でなくて構いません。

1回2回、やれば取り敢えずはOKです。

衣装を着て椅子に座って練習すると、
「ここを弾く時つっぱって弾きにくいな」とか、
「パニエがここまで上がってくるのか」とか、
「スパンコールが目にチラつくな」とか・・・

もう色々なことが起こります。

加えて履くにしても同じで、

「靴底が硬くてペダルの感覚が掴みにくいな」とか
「ヒールの高さが演奏に支障ありだな」とか
「ペダルの踏み換え毎に音を出してしまうな」とか

アレコレ色々なことが出てきます。

こういった演奏以外のことに気を取られて
本番で満足に音楽が出来ないのは
非常に残念なことです。

衣装と靴の準備(女性は髪型も😉)、
必須項目です。

10.イメージトレーニングをする

最後はこれ。

是非やってくださいね。

本番の舞台袖
そこを出ると眩いスポット
その中を歩く自分
拍手をくださるお客様
深く礼をして椅子に座り
心を整えて音を出し 〜

夢中で演奏を終えて
充足感のなか
お客様に深く礼

笑顔で袖にハケて行く自分

ここまでを良いイメージと共に想像しましょう。

意識が変われば行動が変わります。

是非やりましょう。(2回目😉)

まとめ 想定と備えがどれだけ出来るかが鍵。

如何でしたか?

本番で慌てない

不測の事態に動揺しない

このためには、

想定しうる事を可能な限り予め経験しておく

これ以外にはありません。

今回は必須の10カ条を
上げさせていただきましたが、
ご自分なりの方法を、
見つけていただけましたらと思います。

もちろん私にも、これ以外の方法がありますよ。

しかし、対策以前に一番の保証となるのは

満足の行く練習

だという事。

満足の行く練習が、これらの方法の全ての

土台

となる事。

どうかお忘れなく☺️

お読みいただきありがとうございました。
今日も良い音楽を。

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