【ピアノが上手い人の特徴】トリルの弾き方・入れ方・運指・コツ教えます!苦手な方、できない方必見☺️

こんにちは☀️
こんばんは🌛
お疲れ様です😊

オーストリア在住ピアニストえりょんです。

今日は「トリル」についてお話しいたします。

トリル、お悩みの方も多いテーマかと。

皆さんはトリル、上手に弾けますか?

私は子供の頃、正直苦労しました。

上手く出来ずに悔しくて、泣きながら練習した
あの忌々しい(…)記憶が蘇ります😅

初心者の方にとっては、難しいと感じる
ピアノ演奏スキルの一つかもしれませんね。

そんなトリルですが、
ちょっとしたコツを知る事で
グッと弾きやすくなることがあります。

事実私も、このコツを知ってからというもの
演奏が随分と楽になりました。

苦手な方や、できない方は
これを読み終わる頃にはトリルのコツを知り
練習のモチベーションもアップすること請合い😉

それでは参りましょう。

トリルについて トリルとは?

先ずは「トリル」の定義について
おさらいしておきましょう。

トリル(trill)とは

音楽で、ある音と、それより二度高い音とを、
かわるがわる速く奏する装飾音。顫音(せんおん)。

(Google日本語辞書より)

〜♪ や、
ド〜♪(これは正確には「ターン」)

などと奏される部分ですね。
※音の違いが分かりやすいよう太字を混ぜて表記しました。

一応トリルの目的についても
おさらいしておきましょう。

皆さんはこの「トリル」、
何のために入れるかご存知でしょうか?

トリルは何のために入れるの?

ここでトリルの目的をお話しておきましょう。

トリルとは装飾音とも言われている通り、

目立たせる、飾る

これが目的で入れる装飾技法です。

トリルを入れた部分が
オシャレでいうところの素敵なアクセサリー✨になる様、
演奏できるとベストという訳です。

ドレド」 の短いトリルであれば、
小鳥のさえずりのように♪

「ドレドレドレドレ…」 と長いトリルであれば、
華やかでスペシャルな飾りのように♪

演奏できる事がトリルのゴールと言えますね。

これは一例です。

モーツァルトの「きらきら星変奏曲」で実際の弾き方を見ていこう

それでは、
トリルの定義と目的が分かったところで
実際の演奏方法を見て行きましょう。

今日の肝です。

そう、

トリルのコツ です✨

先ずは“聴いて”みよう! 13個のトリル、見つけられるかな?

丁度テンポが速くてトリルの多い曲を
YouTubeにアップしたところでしたので、
そちらを参照しつつ解説いたしますね。

先ずはこちらをお聴きください。
(57秒の動画。1分以内で見れます。)
モーツァルトのきらきら星変奏曲から
最後の12変奏です。

トリルが合計で13箇所、出てきます。
先ずはそれを耳で聴いて探してみてください☺️

如何ですか?

13箇所全部、見つけることが出来ましたでしょうか?

私のブログやYouTubeでは、

よい音楽のためには よい耳が大切

ですのでお耳を育てて行きましょう。

というお話を常々させていただいております。

もし、13箇所のトリルを見つけ(“聴き”つけ ?! )
られなかった方、いらっしゃいましたら

先ずは頑張って
13箇所全てを見つけるところから、
始めていただくことをオススメします。

聴き取れないものは 弾く事も出来ない

という側面も多分にありますので😉

レッツ、お耳のトレーニング👍です♪

トリルの入れ方(弾き方)4つのコツ

トリルの入れ方にはコツがあります。

それは

1️⃣自分が弾けるその曲の完成形のテンポ(はやさ)で

2️⃣曲の感じを損ねず

3️⃣自然な装飾となるように入れられる音数を探す

4️⃣指使いは “必ず” 熟考する

です。

まずこの4つが出来て
それから正しい練習が出来れば、

トリルはきっと上手く入ることでしょう。

もちろん先ほどの「きらきら星」でも、
この1️⃣〜4️⃣を網羅しています。

タネ明かしをいたしましょう。

まず、
トリルは全体で13回出て来ました。
種類としては以下5つ

①【音5つ】ドレドシド(全て白鍵)

②【音5つ】ソラソ♯ファソ(黒鍵の♯ファが1つ)

③【音5つ】ファソファミファ(全て白鍵)

④【音7つ】ソラソラソ♯ファソ(黒鍵の♯ファが1つ)

⑤【音7つ】ファソファソファミファ(全て白鍵)

上記がこの曲の私のテンポ設定で、
自然に入れられるトリルの内訳です。

では1️⃣〜4️⃣のコツのうち、
最もテクニックに影響するのは何番でしょうか?

答えは4️⃣の、
指使いは必ず熟考する です。

1️⃣〜3️⃣がどれだけ上手く掴めても、
最終工程の4️⃣が上手く行かなければ、

美しいトリルを入れることは難しいでしょう。

指使いは演奏テクニックにおいて
大変重要な鍵を握る要素です。

[コツ中のコツ]それは指使いである

では、
先ほどタネ明かしをした5つのトリル、

私が採用した指使い を見て参りましょう。

①【音5つ】ドレドシド(全て白鍵)
  1 3 1  2 1

②【音5つ】ソラソ♯ファソ(黒鍵・♯ファが1つ)
  1 3 1  2 3

③【音5つ】ファソファミファ(全て白鍵)
  131 23

④【音7つ】ソラソラソ♯ファソ(黒鍵・♯ファが1つ)
  1 3 1 3 1  2 3

⑤【音7つ】ファソファソファミファ(全て白鍵)
  1 3 1 3 1  2 3

数字の羅列ですが、
それぞれ間をスペースで区切ってある事を
お分かりいただけますでしょうか?

トリルは基本、1と3
◆トリルを抜ける時(スペースの次)に2
◆黒鍵は2
◆最後の指は次にどこを弾くかにより変わる

と、番号決めには色々と法則があり、また

隣り合う指はトリルで用いない
◇白鍵か黒鍵かにより用いうる指のパターンがある

など、決めるための考え方もあります。

これらの基本を踏まえた上で、

音の組み合わせやフレーズ
求められる表現
弾く人の手やスキルに合わせて

幾つものパターンが存在する

という訳です。

今日は「きらきら星」の
12変奏を例に上げましたが、
これが全ての曲に、また全ての人に
当てはまるなんて事は当然ながら無い訳で、
曲によって、また弾く人によってと
ケースバイケースになります。

今日のお話は、
数多あるパターンの一例でした。

きちんとお勉強されたい方は是非一度、
先生を探してレッスンを受講されてみてくださいね。

ご自分のクセや傾向、指の強さ弱さ、
体の使い方(弾き方)に合わせた指使いを
ピンポイントで提案してもらえますし、
今後テクニックがUPする事を見据えた
より弾きやすくなる指使いのアドバイスなども
いただける事でしょう。
悩みや困りごとに沿った解決策もいただける事と。

見通しがグンと良くなるのと、
何より一番は時間の節約になりますよね。

皆さんは1日24時間のうち、
ピアノが弾けるのは何時間ですか?

そして健康寿命を考慮したとき、
人生であと何年ピアノが弾けそうですか?

これは自分自身が痛感している事ですが、
大人の場合、ピアノが自由に弾ける時間は
実はそれほど多くは残されていないのが現実。

限りあるお時間、
少しでも有効にお使いになれますように

指のお話については過去にも投稿が。
こちらも参考にしていただけますと幸いです。

↓ ↓ ↓

トリルのコツ、少しでも掴んでいただけます様に。
そう願いながら本日はここまでです。

今日もよい音楽を🍀
最後までお読みいただきありがとうございました😊

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